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ファクタリングの意味って?~ファクタリングの基礎を網羅!概要や種類、メリット・デメリットについて解説します~

2023年12月16日

みなさん、「ファクタリング」とよばれる資金調達手段をご存じでしょうか。

資金調達といえば銀行融資を想像する方が多いと思いますが、ファクタリングは融資とは異なり”負債扱いにならない”資金調達の方法として近年注目を浴びています。

ファクタリングを簡単に説明すると、売掛債権を期日前に売却することで、本来の期日より早く資金を得られる資金調達方法です。

ですが、実際のファクタリングの意味や「売掛債権」「負債」といった専門用語などの疑問も多くあるかと思います。

今回の記事では、それらの疑問を払拭するため、ファクタリングの意味について徹底解説していきます。

ファクタリングってなに?

最初に、ファクタリングについて解説していきます。
冒頭部分でも記述しましたが、ファクタリングとは” 売掛債権を期日前に売却することで、本来の期日より早く資金を得られる資金調達の方法”です。

つまり、ファクタリングは売掛債権の売買です。銀行融資のように負債扱いにならず、会社の経理に悪影響を与えることなく資金調達ができます。

厳密に言いますと、ファクタリングは「債権譲渡取引」に区別されます。債権譲渡取引は民法に明記されており、合法であることは間違いありません。

最近流行している資金調達手段である分、怪しいと感じてしまうのはしょうがないでしょう。ですが、実際は法律によって認められた資金調達であるのです。

ファクタリングの種類について

ファクタリングは契約形態が2種類存在します。

・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング

それぞれの意味について説明します。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、ファクタリングの利用者とファクタリング会社の2社間で行われる契約形態のことです。

日本で主流となっているファクタリングは間違いなく2社間ファクタリングでしょう。

売掛先が一切関与しないことが特徴としてあげられます。売掛先が関与しないということは、資金調達を行ったという事実が知られることはありません。

つまり、取引先に対して自社の信用情報に影響を与えずに資金調達を行うことができるのです。

2社間ファクタリングの特徴は以下の通りです。

・最短即日で資金調達が可能なスピード感
・取引先に債権譲渡の旨が知られない
・手数料が比較的高く設定されている

2社間ファクタリングは最近オンライン完結での取引も多くなってきています。

3社間ファクタリング

では、3社間ファクタリングはどのような特徴があるのでしょうか。

3社間ファクタリングは、ファクタリングの利用者とファクタリング会社、これらに加えて利用者の売掛先と3社間で契約が行われます。

3社間ファクタリングの特徴は以下の通りです。

・手数料が比較的安く設定されている
・現金化に最短3日から1週間程度の時間が必要(即日は厳しい)
・売掛先に債権譲渡の旨を知られてしまう

利用者は売掛先に対してファクタリングによって資金調達する旨を伝え、その承諾を得なければなりません。ここが2社間ファクタリングとの大きな違いであり、売掛先に知られるということは“財政状況の悪化”のイメージを与えてしまいます。

財政に関して悪い印象を与えてしまうと、その先の取引に悪影響を与えかねません。
その分、手数料が安く設定されていると考えてもいいでしょう。

以上がファクタリングの種類の意味についての解説でした。
では、実際にこれらを活用した場合のメリットやデメリットはどういったものがあるのでしょう。次の章でくわしく説明していきます。

ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングのメリット・デメリットを理解することでファクタリングの意味をより体系的に理解しましょう。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリットは以下の通りです。

・即日でも現金調達が可能
・自身の信用情報が審査に影響しにくい
・保証人や担保がいらない

それぞれを詳しくみていきましょう。

①即日でも現金調達が可能

ファクタリングの魅力はなんといってもスピード感でしょう。
事前準備などをしっかりと行えば即日現金調達も可能です。

その為には必要書類の整理や不備の有無の確認、また、オンラインファクタリングを利用することで、よりスピード感は高まり、緊急性の高い資金難にも対応することができます。

②自身の信用情報が審査に影響しにくい

ファクタリングの審査対象は利用者本人や会社ではなく、売掛先の信用情報が値します。

極論でいいますと、どれだけ利用者に負債や赤字が著しく目立ち、税金を滞納していたという場合でも、売掛先の信用情報が高ければ、審査に通過できるということです。

銀行融資に比べ、利用のハードルが非常に低いため、状況に応じてファクタリングの利用を検討することをオススメします。

③保証人や担保がいらない

ファクタリングは、基本的には、保証人や担保等が不要です。
対して、融資には保証人、担保等が必須となることがほとんどです。

ファクタリングの契約時には、債権譲渡登記とよばれる登記を行います。
この登記を行うことで、債権の所有を第三者に対して対抗することが出来ます。

仮にファクタリング会社は利用者が倒産し、支払い能力が無くなったとしても、売掛先に対して売掛金を請求することができるため、保証人や担保がいらない仕組みとなっています。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリットは以下の通りです。

・売掛先の信用度に審査が左右される
・調達資金に限度がある
・悪質業者が紛れ込んでいる可能性がある

それぞれを詳しく見ていきましょう。

①売掛先の信用度に審査が左右される

ファクタリングの審査では、自身の信用情報はほぼ影響しませんが、売掛先の信用度が評価されます。

つまり、自分がどれだけ信用がある状態でも、売掛先の信用度に審査は左右されてしまうということです。

せっかく資料を用意したにも関わらずファクタリング会社に売掛先に倒産の可能性があると判断された場合は、ファクタリングが利用できないかもしれません。

②調達資金に限度がある

ファクタリングには資金調達の額に限度があります。
融資であれば、売掛債権の額などは勿論関係ないため、自身が希望する額が高額であっても調達することが可能です。

ファクタリングはあくまでも、売掛債権を売却することで現金を得ます。
つまり、資金調達の額は「売掛債権金額-手数料」となり、限度があることが分かります。

場合によっては、希望金額に満たないケースも生じます。

③悪質業者が紛れ込んでいる可能性がある

ファクタリングは近年急激に拡大している市場です。
ファクタリングを取り扱う企業は急増しており、新規参入もしやすいのが特徴的です。

ですが、新規参入がしやすいということは、悪質な業者も紛れ込みやすいことも事実です。

法外な手数料を設定していたり、償還請求権をつけていたりといった違法な取引を持ちかけてくるような業者を誤って選択してしまうと、かえって、損失を受けることに繋がります。

ファクタリング業者の選定には十分に気を付けましょう。

ファクタリングの意味のまとめ

ここまででファクタリングの意味や種類、メリット・デメリットについて説明させていただきました。
今回の記事をまとめると以下の通りです。

<ファクタリングとは?>
売掛債権を期日前に売却することで、早期現金化が可能な資金調達方法。債権譲渡取引である。

<ファクタリングの種類>
① 2社間ファクタリング
・最短即日で資金調達が可能なスピード感
・取引先に資金調達の旨が知られない
・手数料が比較的高く設定されている

② 3社間ファクタリング
・手数料が比較的安く設定されている
・現金化に最短3日から1週間程度の時間が必要(即日は厳しい)
・売掛先に債権譲渡の旨を知られてしまう

<ファクタリングのメリット>
・即日でも現金調達が可能
・自身の信用情報が審査に影響しにくい
・保証人や担保がいらない

<ファクタリングのデメリット>
・売掛先の信用度に審査が左右される
・調達資金に限度がある
・悪質業者が紛れ込んでいる可能性がある

ファクタリングの意味についてご理解いただけたでしょうか。
基礎的な知識がなければ、実用することはできません。ファクタリングに関する情報をしっかりと収集し、安心安全にファクタリングを活用し、資金繰りの向上を目指しましょう。

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