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オンラインファクタリングの手続きの流れとは?特徴や注意点について解説

2024年6月23日

お手持ちの売掛債権を売却することで、従来よりも早く現金化するファクタリングが注目を集めています。
融資ではなく、売掛金の買取なので返済の必要がありません。
返済計画を考えることなく、キャッシュフローの改善も見込めるのが人気の理由です。

ファクタリングの中には、Web完結できるようなサービスも出てきています。
それが今回紹介するオンラインファクタリングです。
ここではオンラインファクタリングの特徴や手続きの流れについて解説します。

オンラインファクタリングの特徴について解説

オンラインファクタリングと言われても、どのような仕組みの商品かよく知らない人も多いでしょう。
こちらのサービスができてからまだ間もありません。
2017年に提供開始されたサービスですが、10年もたたないうちに日本全国に広がりました。

コロナ禍が影響し急速に普及

まだサービス開始して間もないのですが、オンラインファクタリングの業者は数十もあります。
なぜここまで急速にマーケット拡大したのか、コロナ禍が影響していると言われています。
2020年に発生した新型コロナの世界的な流行によって、私たちの日常生活も大きく変わりました。

とくに大きかったのは、自粛生活ではありませんか?
ビジネスの世界でも感染防止の観点から、非対面で商談を進めるのが一般的となりました。
そこでテレワークやリモートワークなど、オンラインの作業が広まっていきました。
その一環として登場したのが、オンラインファクタリングでした。

またコロナ禍によって、不要不急の外出が控えられる流れになったのは記憶に新しいところです。
その結果、業種によっては経営面で大きなダメージを受けたところも少なくありませんでした。

中小企業など経営基盤が盤石でない法人は、資金繰りに窮するところも出ていました。
そのような中小企業の新たな資金調達として脚光を集めたのが、オンラインファクタリングだったのです。

オンラインファクタリングが人気の理由とは?

当ページを執筆している2024年現在、新型コロナの感染は収束傾向にあります。
コロナ前の生活に戻りつつありますが、オンラインファクタリングには根強い需要があります。
テレワークの普及に伴い、ビジネススタイルが変化したため、オンラインサービスに対する抵抗もなくなっているからです。

オンラインファクタリングの魅力は、なんといってもどこからでも手続きできる点です。
ネット接続できる環境であれば、オフィスはもちろん自宅でも外出先でも手続きできます。

また最短2時間で代金振り込みなど、スピーディに現金化できるのも魅力です。
急な出費で手持ちがなく、今すぐに現金が必要な時に重宝します。
対面で手続きを進めるスタイルではないので、相手の勧誘をきっぱり断れない気弱な法人代表者でも気軽に申し込めます。

コロナが収束してもまた別のウイルスが世界的に流行する可能性もあるでしょう。
そのような時のために、オンラインファクタリングとお付き合いしておきたいという法人も少なくありません
このサービスの存在を頭に入れておいて、損はないはずです。

オンラインファクタリングの利用の流れを紹介

商品の特徴が分かったところで、実際の利用の流れについて見ていきます。
細かなところは、各業者によって異なるかもしれません。
しかし一般的には以下のような流れで申し込むものだとシミュレーションしてください。

1.申込
2.審査・見積
3.契約
4.買取代金の入金

流れ的にはそれほど複雑なものでもないので、初心者でもすぐに手続きのやり方には慣れるでしょう。
以下ではステップ別に具体的にどのようなことをするのか、何に注意すべきかについて解説するので参考にしてください。

1.申込

まずは申込手続きです。
オンラインファクタリング業者を見てみると、まずは無料査定や問い合わせしてからという流れのところが多いようです。
問い合わせフォームに必要事項を入力して、送信します。

業者によって多少異なりますが売掛金額や法人名、代表者の名前、メールアドレス、電話番号を入力してください。
また業者の中には、チャット形式の流れで申し込めるようなところもあります。
チャットでいろいろな項目を聞かれるので、それにこたえる流れで申し込む形式です。

無料で買取可能か、こちらの希望する額で現金化できるか確認できます。
お金が必要になった場合、まずは査定を受けるだけ受けてみるのも一考です。

申込手続きの流れの中で、必要書類もあわせて提出することになるでしょう。
とあるサービスの必要書類は、顔写真付きの本人確認書類と該当の請求書、入金済みの請求書が必要です。
該当の請求書と入金済みの請求書とは、同じ取引先のものでなければなりません。

さらに入金済みの請求書を反映する通帳も用意してください。
ただし必要書類は業者によって、若干異なる可能性があります。
業者のホームページなどを確認してから、手続きを始めてください。

オンラインファクタリングでは必要書類の提出も、アップロードで行います。
スマホなどで撮影して、その画像データを業者の案内の通りにアップロードしてください。

最初の無料査定や問い合わせは、それほど難しくありません。
1〜2分もあれば完了するような項目数です。

2.審査・見積

必要な書類を提出して、業者が受理すれば買取可能かどうかの審査が行われます。
フォームの内容や申込法人、さらには売掛先に関するリサーチを実施します。

オンラインファクタリングの場合、従来方式と異なり面談はありません。
しかし審査の流れ次第で、電話連絡はあるかもしれません。
見知らぬ番号からの着信でも無視しないように注意してください。

審査の結果、買取可能かどうか、見積金額が提示されます。
また手数料もいくらかかるか通知されるので、その内容を吟味してください。
条件に不満がなければ、次の流れのステップである契約手続きに移行します。

3.契約

もし買取金額に同意したのであれば、契約手続きという流れです。
オンラインファクタリングの場合、契約もWeb上で実施されます。
パソコンやスマホの画面上に契約書が表示されるので、内容をしっかり確認してください。

もし内容に問題がなければ、署名します。
ただ当初聞いていなかった条件が含まれているなど不明な点があれば、担当者に問い合わせてください。

4.買取代金の入金

契約が締結されれば、売掛債権の買取代金が法人口座に振り込まれる流れです。
早ければ契約締結から数分後、かかっても数時間以内には振り込まれるでしょう。

多くのオンラインファクタリングでは、契約した当日中に入金反映されるはずです。
ただしタイミングによっては、入金は翌営業日に持ち越される可能性もあります。
当日中にどうしても現金を確保したければ、できるだけ早く申込手続きを済ませておくことです。

オンラインファクタリングの電子契約の注意点

オンラインファクタリング手続きの流れの中で、契約がありました。
そしてオンラインファクタリングでは、Web上で契約を済ませる流れになります。
これを電子契約と言いますが、日本のビジネスシーンではまだあまりなじみのない方式かもしれません。

電子契約とは何か?

電子契約とは、従来の紙文書ではなくインターネットの通信技術を使ったアプローチです。
電子書面を残して、デジタル文書として残すのが従来とは異なるところです。

従来の紙書面の場合、署名もしくは捺印で内容に同意した意思表示を証明しました。
一方電子契約の場合、電子署名が署名もしくは捺印と同じ意味であるとみなされます。
よって電子署名のある電子契約であれば、契約書として有効と考えられます。

改ざんの心配はない?

電子契約の流れを見て、「だれかが改ざんする心配はない?」と思う人もいるでしょう。
主要な電子契約サービスを見てみると、改ざんできないようにいくつかの対策を実施しています。

まずは電子証明書です。
電子証明書とは、その情報を送信したのが当人であることを証明できるシステムです。
従来の契約書における、印鑑証明書のようなものだと考えてください。

もう一つはタイムスタンプです。
タイムスタンプは、日付と時刻を電子文書に付与できるシステムを指します。
電子契約をする場合、タイムスタンプをつけることでその刻印時刻に電子データのあったことを裏付けできます。

もしタイムスタンプがないと、契約以降に改ざんが行われていないことの立証ができません。
電子証明書でだれが作成したか、タイムスタンプでいつ作成されたかが証明できます。
この2つがあることで、だれがいつ作成したかを立証できるので契約書の有効性を裏付けられるわけです。
もし契約する際には、電子証明書とタイムスタンプが担保されているか確認しておきましょう。

電子署名の流れについて解説

オンラインファクタリングの流れの中で電子契約があると、「今までそのような方法で契約締結したことがない」と不安に感じる人もいるでしょう。
しかしあまり心配する必要はありません。
多くの業者で、電子契約サービスを導入していて簡単に同意できるようになっているからです。

電子契約の一般的な流れですが、審査の結果買取可能であれば、その旨通知が届きます。
もし同意すれば、電子契約書の含まれたメールが届きます。
メッセージの中に契約書にアクセスできるURLが貼付されているはずなので、こちらをクリックしてください。

契約書の内容に問題なければ、「同意する」などのボタンをクリックする流れです。
クリックしただけで、電子署名とタイムスタンプが付与されるので改ざん防止もできます。
このように簡単な流れで署名できるので、あまり不安に感じる必要はありません。

電子署名の注意点とは?

電子契約で注意しなければならないのは、流れを進めている段階でなんらかのシステム障害が起きた場合です。
システム障害が起きて、各種ネットサービスがストップしてしまうニュースを目にしたこともあるでしょう。
もしシステムになんらかの不具合が発生した場合、電子契約の手続きの流れがストップしてしまうこともあります。

日本全国的な大きな障害の場合、復旧までにしばらく時間がかかるかもしれません。
もしパソコンがうまく動作しなくなって、電子契約の流れが止まってしまったら、業者に速やかに連絡してください。
そしてどう対処すれば良いのか、アドバイスを仰ぐのが賢明です。

オンラインファクタリングの流れに関するまとめ

オンラインファクタリングは申込から入金までの一連の流れをすべてWebで完結できるのが魅力です。
普段本業でなかなか手の離せない法人代表者でも、スマホやパソコンで来店不要で手続きできます。

流れもそれほど複雑ではありません。
案内に沿って手続きを進めていくだけです。

契約も電子契約による署名となります。
電子契約の流れもそれほど難しくありません。
ただし電子署名やタイムスタンプなど、改ざんできないような担保がなされているかは確認しておきましょう。

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