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資金繰りの緊急事態にはファクタリング!役立つ理由と活用する際の注意点を解説
2023年10月18日
安定した企業経営を目指すには、予想外のトラブルに備えることも大切です。
しかし現実的には多くの中小企業や個人事業主に、それだけの余裕はないかも知れません。
ですが「ファクタリング」が活用できれば、至急の資金調達が必要になったなどの「緊急事態」が発生しても、乗り越えられる可能性が大いにあります。
本稿では企業が資金面での緊急事態に直面した際にファクタリングが役立つ理由と、活用時の注意点を解説させていただきます。
目次
企業が資金面での「緊急事態」に陥る4つのシチュエーション
安定した売上を残し、順調に運転資金を確保できていたとしても、いつ何が起きるかわからないのが事業を行う難しさの1つです。
緊急事態の備えとしてファクタリングが役立つ理由をご紹介する前に、企業が資金面での緊急事態に陥る主な原因となる、4つのシチュエーションをご紹介いたします。
運転資金の急激な増加や不足
あるシーズンやイベント時期に仕入費が増加する業種であれば、一時的な運転資金の増加もある程度は予測できるはずです。
しかし自然災害の影響などによって仕入費や燃料費が高騰してしまう場合は予想するのが難しく、運転資金が大きく増加し資金難に陥ってしまう可能性があります。
また仕入の際の予想が大きく外れてしまい、在庫を多数抱えてしまう状況になってしまった場合などは、緊急に運転資金が不足する要因となり得ます。
突発的な設備の修理や買い替え
運送業に必要な車両や建築業に必要な重機などは、定期的なメンテナンス費用や計画的な買い替えの費用は確保できているかも知れません。
しかし突発的な故障が発生してしまうと、早急に修理や買い替えを行わないと業務に大きな支障をきたしかねなくなりますが、その時点では費用が準備できていない可能性があります。
発生した額が大きくなると資金繰りに大きな悪影響となる可能性もあり、資金面での緊急事態となってしまう危険も小さくはないはずです。
取引先の支払い遅延
安定した売上が残せていたとしても、その売上が現金となり手元に届くのには1ヶ月から2ヶ月程度の期間が必要になります。
取引で発生した売掛債権の支払いサイトは業界や業種によって大きく違いますが、売掛先が何らかの理由で支払いを遅延させてしまうと資金ショートという緊急事態に陥ってしまう恐れがあるのは同じです。
資金ショートは、債務超過や赤字経営よりも危機的な状況であり本当の緊急事態となりますので、そうなる前に迅速な対応が求められます。
売掛先の倒産
もし売掛先が倒産してしまった場合、債権の回収ができる可能性は非常に低くなってしまいます。
そうならないためにも売掛先に対しての与信管理を行い、リスクの高い企業との取引を控えるなどの緊急時に備えた対策を行うことが大切です。
しかし与信管理自体が簡単なことではなく、管理をしたとしてもリスクがゼロになるわけではありません。
最悪の場合は連鎖倒産もあり得ない話ではなく、売掛先の倒産は掛取引においての大きなリスクの1つとなります。
ファクタリングが「緊急事態に役立つ5つの理由」
潤沢な資金を確保することができれば、何かしらの緊急事態が発生してもその資金を使うことで乗り越えることは難しくありません。
企業経営においては、必要になった時に「資金の確保」ができているかどうかが、安定した経営の鍵となります。
ですが緊急事態に備えるために多くの資金を常時抱えていられる企業は多くはないはずです。
しかしファクタリングならば、これからご紹介する5つの理由によって、常時資金を確保することが難しい企業にとっての「緊急事態対策」に役立てることができるのです。
急ぎのシチュエーションに対応可能な「早さ」
緊急事態に求められる最も大切な要素は「早さ」であり、ファクタリングは幾つかの選択肢が考えられる資金調達方法の中でも、トップクラスの資金調達スピードを誇ります。
ほとんどのファクタリング会社が数日から1週間以内での債権現金化に対応できますが、「即日債権買取」を行っている会社もあり緊急事態にも頼りになります。
さらにWeb上で全ての手続きが完結できる「オンラインファクタリング」が利用できれば、最短30分など非常に短時間での資金調達も不可能ではなくなります。
高確率での資金調達を実現する「審査基準」
スピード面では充分であっても審査通過が難しいとなれば、資金調達方法として頼りになるとは言えません。
しかしファクタリングの場合は、赤字決算や債務超過という一般的に融資の審査では不利になると考えられる状況の企業でも審査通過することが可能です。
売掛先の信用力が審査での最重要ポイントとなることから、売掛先との取引実績を証明するなどして期日通りの決済が期待できるとなれば、緊急事態に陥っている企業であっても審査通過は難しくありません。
提出書類の少なさによる「使いやすさ」
融資を利用する際に素早く貸付を受けるための重要ポイントとなるのは、実は「書類提出のスムーズさ」であると言われます。
その理由は、例え短時間で審査が完了できるとしても、必要書類が揃わなくては審査を始めること自体ができなくなりかねないからです。
ファクタリングも同様であり、必要書類の提出が終わらなければ審査をスタートすることはできません。
ただしファクタリングは融資と比較して提出書類が少ないのも特徴です。
「請求書・本人確認書類・通帳コピー」だけでも利用できる可能性があるなど、書類提出に必要な手間が少ないからこそ、緊急事態にも頼りになるのです。
支払いサイトの問題を解消できる「債権の早期現金化」
事業者の資金調達の一手段と金融庁も認めているファクタリングは、法的には「債権譲渡(売買)契約」に該当するサービスです。
一般的には、決済日前の債権を手数料を支払い売却し現金化するサービスと認知されており、ファクタリングを利用することで「本来の決済日よりも早く現金化できる」ということになります。
この特徴を活かすことができれば、売掛先からの支払いを待つ間の資金繰りの悩みを軽減できます。
決済日を待つ間に資金ショートに陥りそうという緊急事態も、ファクタリングを活用すれば切り抜けることが可能です。
ノンリコース(償還請求権なし)による「売掛先の倒産リスク回避」
ファクタリングは原則的に「ノンリコース(償還請求権なし)」での契約となっており、債権の売却契約が締結された後で売掛先が支払い不能の状況に陥ったとしても、債権の買戻しなどを求められことはありません。
掛取引の大きなリスクの1つである売掛先の倒産という緊急事態も、ファクタリングによって債権を現金化した後であれば影響を最小限にすることができるのです。
もし契約時に償還請求権あり(ウィズリコース)となっている場合は、債権の売却ではなく貸付に該当する確率が高くなりますので、ご注意ください。
緊急事態に活用する際の注意点
資金が関係する企業の緊急事態が発生した際に、ファクタリングが役立つのは事実です。
ですが、ファクタリングを利用する際の注意点を理解していないと、思っていたような結果が出なかったり、トラブルに巻き込まれてしまったりする可能性もゼロではありません。
緊急事態が発生した際に、落ち着いてファクタリングを活用し危機を乗り越えていただくためにも、これからご紹介する注意点もご一読ください。
申込先選びは慎重に
ファクタリングは、企業にとって資産としても大切な売掛債権を活用することから、信用できる売却先を利用しなくてはなりません。
また債権を売却する際に必要となる手数料は、法律での上限規制がなく申込先によっても大きく変わる可能性があります。
他にも資金調達スピードなど様々な情報を比較し、慎重に申込先を選ぶことが資金調達成功への第一歩となりますので、たとえ緊急事態であっても勢いで申込先を決めることがないようご注意ください。
またファクタリングを装いながら違法貸付を行う、闇金融による被害も確認されています。
急いでいる時でも、契約時にはしっかりと内容をご確認ください。
ファクタリングの「デメリット」にも目を向ける
緊急事態を乗り越えるために役立つファクタリングですが、この資金調達方法にもデメリットになり得る要素は存在しています。
売掛債権を早期現金化することで、その時点での必要資金が確保できたとしても、その後の資金繰りを想定できていなければ続けてファクタリングを利用し続けることになるかも知れません。
繰り返しの利用も問題はありませんが、それだけ手数料が必要になるのは事実です。
また売掛先次第では審査通過できない可能性もあり、信用力の高い債権を用意できなくては買取条件が厳しくなることも考えられます。
メリットだけでなくデメリットにも目を向けることは、ファクタリングを活用するための重要なポイントとなります。
「資金繰りの緊急事態にはファクタリング!」まとめ
- 資金繰りの緊急事態にはファクタリングが役立つ
- 資金調達スピードや審査基準、提出書類の少なさなどが、債権の早期現金化を行うファクタリングを利用するメリット
- 債権売却後の資金繰りも見据えて利用することが大切
ファクタリングは他の資金調達方法と比較して、資金を得るまでのスピードや利用しやすさに優れているのが大きな特徴です。
すぐにでも現金が必要な緊急事態にも対応しやすく、メリットだけでなくデメリットも意識して活用することができれば、多くの企業にとってとても頼りになる資金繰りの選択肢となるはずです。