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十分な運転資金はファクタリングで確保できる!運転資金の概要からファクタリングの有効性まで丸ごと解説

2023年11月16日

経営者の皆様、運転資金は十分に確保できているでしょうか?

ビジネスを進める中で必要な資金のことを運転資金といいますが、この運転資金が不十分であると資金繰りが悪化し、倒産という最悪な事態を招いてしまいます。

一概に「運転資金」といっても、その言葉の意味を完璧に理解している方は少ないのではないでしょうか。
“運転資金は事業運営に必要なお金”という認識だけでは足りないかもしれません。

今回の記事では、運転資金の概要はもちろん、詳しい部分まで説明した後、運転資金の確保にファクタリングが有効である理由をまとめて解説します。

運転資金とは?

まず、運転資金についてお話させていただきます。
運転資金が「ビジネスを進める上で必要なお金」であることは確かですが、具体的な中身をみていきましょう。

運転資金の概要

運転資金とは「会社が事業を続けていくうえで必要である資金」のことです。
運転資金は、回転資金とも呼ばれ、ビジネスを回していく上で必要なお金です。

運転資金は、貸借対照表上の「売掛金+在庫―買掛債務」を計算することで求めることができます。この数値を求めることで「このビジネスを進める上でどのくらいの資産が必要なのか」を求めることが出来ます。

この運転資金が不足してしまうと、会社の資金は不足し、上手にビジネスが進まなくなるでしょう。最悪の場合、資金ショートに陥り黒字倒産も考えられます。

では、運転資金と資金繰りの関係性はどのようなものなのでしょうか。

〈運転資金×売掛金〉
売掛金とは「商品の代金をあとから受け取る権利」です。
大抵、取引先ごとに締日を指定し、一定の日付に入金される信用取引の形態をとっています。

この売掛金の回収サイクルが早ければ早いほど資金繰りは楽になり、遅ければ遅いほど資金繰りは苦しくなります。

売掛金の支払い日について、取引先と交渉してみてはいかがでしょうか。

〈運転資金×買掛金〉
買掛金とは「商品の代金をあとから支払う義務」です。
後日、現金を支払わなければならないので負債の扱いになります。

買掛金の支払いは、債務の計上時期から遅れて発生します。
この支払期限が遅ければ遅いほど資金繰りは楽になり、早いと資金繰りは苦しくなります。

こちらも支払条件を十分に検討することをオススメします。

つまり、「売掛金を早く回収し、買掛金を遅く支払う」ことで運転資金を確保でき、資金繰りが円滑に行える可能性が高まるのです。

では、運転資金にはどのような種類があるのでしょうか。

運転資金の種類

運転資金は以下の4種類に分けることが出来ます。

(1) 経常運転資金
経常運転資金は、正味営業運転資金ともよばれ、一般的な運転資金と同意義です。

会社の経営を進めていく上で必要な資金のことで、会社の必要経費(人件費や家賃代など)を指します。

(2) 増加運転資金
増加運転資金とは、売上が増加した際に必要となる資金のことです。

企業は経営を行っていく上で事業や売上規模を拡大していくことを目的とします。
その企業の成長段階には、経常運転資金だけでは賄いきれないさらなる経費を必要とします。

この時期に十分な増加運転資金がなければ、会社の成長を阻むことになり、黒字倒産の原因にもなってしまいます。

(3) 減少運転資金
減少運転資金とは、増加運転資金と真反対になるもので、企業の売上が低迷したときに必要となる資金のことです。

会社の売上がどれだけ低迷したとしても、毎月の固定費や人件費、家賃代は支払わなければなりません。

売上が減少した状況で、これらの経費を支払う資金を、減少運転資金といいます。

(4) 季節運転資金
季節運転資金とは、特定の時期や季節にのみ必要となる資金のことです。

夏や冬など賞与が発生する時期には、人件費が大幅に増加します。
また、会社の取り扱う商品が梅雨や冬に特化している場合、その時期のみ売上が増加し、その分、仕入や人件費など支払わなければならないお金が発生します。

この資金を季節運転資金といいます。

以上が運転資金の種類です。
運転資金とはいっても、一概に「ビジネスを進める上で必要な資金」という言葉だけでは言い表せないことが分かっていただけたのではないしょうか。

この運転資金を十分に確保していく改善策をいくつか紹介します。

運転資金が不足する要因とは?

運転資金を潤沢にしておくことは、企業を経営する中で1つの課題です。
ですが、日本を支える企業の9割が中小企業であり、その中小企業が運転資金を十分に確保することは非常に難しいのです。

では、なぜこの運転資金は不足してしまうのでしょうか。
以下の理由が挙げられます。

収支の把握が出来ていない

自社の収支の内訳を把握できていないと、資金調達のタイミングを逃してしまいます。
将来的にお金が不足するタイミングをあらかじめ予想しておくことで、運転資金の不足を防ぐことが出来ます。

そのためには資金繰り表を作成することをオススメします。
月ごとのお金の動きを可視化することで、収支を的確に把握しましょう。

過剰在庫

在庫を抱えすぎている場合、運転資金は不足してしまいます。
当たり前ですが、在庫が売れなければ現金にはなりません。

売れずに在庫として保有していると現金は減少します。
「この大量の在庫をどう処理すればいいのか・・・」
在庫処分セールなどの施策を行い、在庫を抱え込みすぎないようにしましょう。

売掛債権を保有しすぎている

売掛債権は商品が売れた際に発生する後から代金が支払われる権利です。
基本的に商品が売れてから数か月後に入金されるケースがほとんどです。

つまり、代金が売れた後、すぐには現金が手に入らないのです。
未収金ばかりが積み重なると、手元に自由に使える現金が残らず、資金繰りは難航してしまいます。

売掛債権は資産科目ではありますが、過剰に所有しているとかえって資金繰りの悪化に繋がります。

売上が大きく変動した

売上が大きく変動した場合、運転資金が不足する可能性があります。
急に売上が伸びた場合、それに伴う人件費や仕入代など、様々な費用がかかります。

突然の資金不足に陥り、経営がうまく回らなくなるかもしれません。

これらの要因によって運転資金は不足してしまいます。
ですが、この問題を一気に「ファクタリング」が解決してくれます。

なぜファクタリングが運転資金の調達に便利なのでしょうか。

運転資金確保にはファクタリングがオススメ!

運転資金の不足を解消するにはファクタリングが効果的です。
では、ファクタリングがオススメとなる3つの理由をご紹介します。

①売掛債権を早期現金化できる

ファクタリングでは、売掛債権を早期現金化することができます。
「売掛債権を過剰に保有してしまっている・・・」
こんな場合でも、ファクタリングによって売掛債権を売却することで、売掛金を減少させ、現金を増やすことができます。

ビジネスを行う上で急に資金が必要になることがあります。
資金が不足しているときに大きな案件を依頼された場合、前払い費用が賄えなくて泣く泣く案件を断らなくてはならないことがあります。

こんな状況にもファクタリングは活躍します。
ファクタリングであれば、最短即日で入金可能です。お金が必要な時に資金調達をすることができます。

緊急性の高い資金不足にも対応できるのがファクタリングです。

また、売掛金の回収サイトを短くすることにも有効です。

②審査が容易である

ファクタリングにおける審査は非常に通過しやすいといわれています。
銀行融資などの審査では、本人の信用情報はもちろん、企業の経営状態などを総合的に判断します。

ですが、ファクタリングの審査では「売掛先の信用度」が重視されます。
売掛先の支払能力によって審査の通過の可否が判断されます。
つまり、契約者本人に赤字決算や税金滞納といった事実があったとしても、審査に通過できる可能性は大いにあります。

複数の売掛債権を所有しており、その中に売掛先が公的機関や大手企業の債権がある場合は、そちらを優先的に売却することで手続きを迅速に、有利に進めることができるかもしれません。

③負債を増やさずに現金を増やせる

ファクタリングによる資金調達は、借入などとは異なり負債扱いになりません。
そのため、会計上では負債が増加せずに現金を増やせることになります。

負債が増えずに現金が増加することは、キャッシュフローを改善させます。
この第三者に対して決算書の見栄えをよくすることは、次回からの資金調達において有利に働く可能性があります。

会社の経営状況の数字も改善しながら、資金調達ができるのがファクタリングなのです。

ファクタリングのいいところを紹介しましたが、正直、いいところだけではありません。
次に紹介する注意点も考慮することで、安心してファクタリングを利用することができるでしょう。

ファクタリングを利用する際の注意点

ファクタリングを利用する際は以下の3つの点に注意しましょう。

①手数料の相場を確認

まずは手数料の相場を確認しておきましょう。
2社間ファクタリングであれば10~30%、3社間ファクタリングであれば1~9%がファクタリング手数料の相場であると言われています。

これらの数値から大きく逸脱している場合は、怪しい業者であるかもしれません。
異様に高かったり、低かったりする手数料を設定している場合、何かしらの裏がある可能性が高いです。

多くのファクタリング会社が事前相談サービスを無料で行っており、手数料などの見積もりを算出してくれますので、複数の会社の手数料を比較することをオススメします。

②債権の支払期日

ファクタリング会社が買い取ってくれる売掛債権は「支払期日が到来していないもの」に限ります。基本的に、期日が過ぎている売掛債権は買い取ってもらえません。

ファクタリング会社に売却したい売掛債権がある場合、今一度、支払期日を確認しましょう。

③償還請求権の有無

ファクタリングの契約において、償還請求権の有無をしっかりと確認しましょう。

償還請求権とは、売掛先が倒産し、売掛金が貸し倒れた際にファクタリング会社が元の債権者である利用者に代金を請求する権利のことです。

ファクタリングの契約において、償還請求権は原則ありません。
この償還請求権があるファクタリング契約は怪しいと思いましょう。

償還請求権をありと設定した場合、その業者は貸金業にあたります。
その会社が貸金業登録をしているのであれば問題ありませんが、ほとんどのファクタリング会社は貸金業と分類されるための段階を踏んでいないため、違法である可能性があります。

償還請求権の有無はしっかりと把握しましょう。

ファクタリングと運転資金のまとめ

ここまででファクタリングと運転資金についてお話させていただきました。
本日の記事をまとめると以下の通りです。

●運転資金とは、「会社が事業を続けていくうえで必要である資金」
→「売掛金を早く回収し、買掛金を遅く支払う」ことで運転資金を確保できる

【運転資金の種類】
・経常運転資金
・増加運転資金
・減少運転資金
・季節運転資金

【運転資金が不足する要因】
・収支の把握が出来ていない
・過剰在庫
・売掛債権を保有しすぎている
・売上が大きく変動した

●運転資金確保にはファクタリングが向いている理由
①売掛債権を早期現金化できる
②審査が容易である
③負債を増やさずに現金を増やせる

●ファクタリングを利用する際の注意点
①手数料の相場を確認
②債権の支払期日
③償還請求権の有無

いかに運転資金の調達にファクタリングが有効であるかを説明させていただきました。
十分な運転資金がなければ、事業の拡大もうまくいかないでしょう。
「債務があるから・・・」なんて理由で資金調達を諦めないでください。
ファクタリングを上手に活用し、企業の資金繰りを円滑にしていきましょう。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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