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ファクタリングを成功させるために見抜く!ファクタリングの比較ポイント7選

2023年10月16日

ファクタリング市場規模は拡大を続けており、ファクタリングを提供する会社は数を増やしています。
会社数が増えることで、ファクタリングサービス利用者は選択肢の幅が広がるので一見いいように思いますが、一方で多くのファクタリング会社の中から1社を選択しなければなりません。

ファクタリングにおいて最も重要なことは「ファクタリング会社選び」といっても過言ではありません。優良なファクタリング会社を選ぶことができれば、ファクタリングのメリットを最大限に、デメリットを最小限に抑えることができます。

今回の記事では、ファクタリング会社選びを失敗しないための比較ポイント7選に加え、悪質業者を見抜く比較要素についても解説させていただきます。

ファクタリングとは何か?

ファクタリングとは、一体どのようなサービスなのでしょうか。

ファクタリングとは、商品が売れた際に発生する売掛債権をファクタリング会社に売却することで期日前に現金化をすることができるサービスです。

ファクタリングには、
「売掛債権の回収サイトを短縮し、資金繰りを改善」
「緊急性の高い資金不足に対応」
これらの課題を解決につなげ、企業の経営状態を改善することができます。

ファクタリングとは、融資ではなく債権譲渡取引に該当します。
そのため、審査や利用において融通が利きやすいことが特徴的です。

ファクタリングには2種類の契約形態が存在します。
・2社間ファクタリング
・3社間ファクタリング

この契約形態によって、メリット・デメリットが異なります。
詳しくは後述いたしますが、これらの特徴をしっかりと把握することで、自社に適したファクタリング契約方式を選択できるようになります。

では、実際にファクタリングを利用するための会社選びをするうえで比較するポイントはどういったものがあるのでしょうか。

成功させるために!ファクタリング会社を選ぶ比較ポイント7選

ここではファクタリングを成功させるために会社選びをするうえで確認しておくべき比較ポイントを7つ紹介します。

このポイントを網羅することで、数多くあるファクタリング会社から自社の状況を改善してくれる優良な企業を見つけられるでしょう。

比較ポイント7選は以下の通りです。

① 手数料
② 審査基準
③ 契約方式
④ 債権譲渡登記の有無
⑤ 買取限度額
⑥ 資金調達までのスピード
⑦ 必要書類

それぞれについて詳しく説明していきます。

①手数料

まずは、手数料を比較しましょう。

ファクタリング会社は手数料に関して法規制がないことから独自で設定できるため、特に数値は定められていません。
ですが、ファクタリング会社を選ぶうえで手数料に”上限を設けているかどうか“を確認しておきましょう。

ファクタリングの手数料は審査通過後に確定しますが、上限がない場合、どこまで手数料を高く設定されるかわかりません。不安があるのであれば手数料の上限が設定されてある会社を選ぶべきでしょう。

また、”手数料の相場との比較”も大切です。
2社間ファクタリングであれば10〜30%、3社間ファクタリングであれば1〜9%がファクタリングの手数料の相場とされています。この相場からかけ離れた手数料を提示しているファクタリング会社は控えた方がいいかもしれません。

多くのファクタリング会社が事前相談サービスを提供しています。
無料で手数料を見積もってくれるため、複数の会社を比較してみましょう。

あくまでファクタリングで得られる資金額は「債権額-手数料」です。手数料の割合が多ければ、かえって、資金繰りの悪化を招きかねません。

ファクタリング会社選定では、手数料をきっちりと比較しましょう。

②審査基準

ファクタリングにおいて、審査の柔軟性も非常に重要です。
ファクタリングの強みとして、審査の通過がしやすいことがあげられます。融資等においては契約者の信用情報や会社の経営状況等を基準に審査を行いますが、対して、ファクタリングは「売掛先の信用度」が審査基準です。

融資と比較すると審査の通過は簡単ではありますが、ファクタリング会社の中でも厳しい審査基準を設けている会社があります。
その場合、スタッフの育成不足やノウハウが蓄積されていないファクタリング会社であることが多いです。

ですが、ファクタリング会社としての業績を挙げており、審査通過率などを明確な数値で紹介している会社は信用してもいいでしょう。

安定してファクタリングの審査に通過できる企業を選択しましょう。

③契約方式

ファクタリング契約方式には複数の種類があります。
冒頭でも述べた2社間ファクタリング、3社間ファクタリングに加えて、オンラインファクタリングがあります。

・2社間ファクタリング
サービス利用者とファクタリング会社の2社間で行われるファクタリング契約。
・3社間ファクタリング
サービス利用者とファクタリング会社、売掛先と3社間で行われるファクタリング契約。
・オンラインファクタリング
ファクタリングの契約がすべてオンライン上で完結する方式。
※2社間ファクタリングをオンライン化したものである。

これら3つの契約方式が主に提供されています。
2社間と3社間の圧倒的な違いは「売掛先の関与」です。売掛先がファクタリング契約に関わることで、資金調達の旨が通知されてしまいます。

こういった事態を避けたい業者様は3社間ファクタリングではなく2社間ファクタリング、またはオンラインファクタリングを利用すべきでしょう。

ファクタリング会社によって提供しているファクタリングの契約形態は異なる場合がございますので、しっかりと確認しておきましょう。

④債権譲渡登記の有無

ファクタリング会社の債権譲渡登記の有無を比較しましょう。

債権譲渡登記とは、第三者に対して債権の移動を示すものです。
この登記は2社間ファクタリングにおいては基本的に必要となり、登記手数料と司法書士報酬として約10万円がかかります。

この登記は誰でも見ることのできるものですので、
「2社間ファクタリングを利用して誰にも知られずに資金調達をする」
という目的であった場合でも、債権譲渡登記を見られてしまえば知られてしまいます。

ファクタリング会社の中には、債権譲渡登記の留保に対応している会社もあります。
また、3社間ファクタリングやオンラインファクタリングであれば、債権譲渡登記が不要であるケースが多いでしょう。

このように債権譲渡登記の必要性についても確認してください。

⑤買取限度額

ファクタリング会社が提示する買取限度額を比較しましょう。

買取上限が所有している売掛債権の額面より少ない場合には債権を買い取ってもらえません。
大手であればあるほど大きな金額に対応し、中小企業は少額レベルの金額に対応することがほとんどです。

買取限度額についてもおさえておくことで、スムーズな取引を目指しましょう。

⑥資金調達までのスピード

ファクタリングの醍醐味は、資金調達の速さです。
ですが、資金調達の速さを比較することはあまり意味がありません。

なぜならファクタリング会社によってそれほど入金までの時間に差は生じないからです。

・2社間ファクタリング・・・最短即日
・3社間ファクタリング・・・1週間~2週間
・オンラインファクタリング・・・最短数時間

ファクタリングの契約方式ごとの入金までの時間の相場です。
この相場から大きく逸脱することはないとは思いますが、ファクタリング会社が明記する資金調達までに要する時間は念のため把握しておきましょう。

⑦必要書類

ファクタリングの契約には、いくつかの書類を提出しなければなりません。
ファクタリング会社から求められる必要書類は審査の判断材料として使用されますが、ファクタリング会社によって要求される書類は異なります。

・通帳の写し
・決算書(個人事業主の場合は確定申告書)
・請求書
・売買契約書

概ねこれらの書類が必要となります。
単純に書類数が多ければ多いほど審査する項目が増えるため、信用度が増します。逆に少なければ少ないほど、利用者側が書類を用意する手間が省けます。

また、ファクタリング会社によって通帳の写しなどには「直近3か月分」「直近6か月分」と指定される期間にも違いがあります。

迅速なファクタリング契約を進めるためにも必要書類の項目は比較しておきましょう。

以上がファクタリング会社を比較する上で大切な7つの要素でした。
この比較を行うことで、安心してファクタリングのメリットを最大限引き出せる会社を選ぶことができるのではないでしょうか。

ですが、このファクタリング会社には悪質な業者が紛れ込んでいることも事実です。
新規参入が容易であるファクタリング市場ですので、企業数が増えるにつれて、悪質業者も増えているのです。

次に悪質業者を見抜く比較ポイントをご紹介します。

ファクタリングの比較で悪質業者を見抜くポイント

実際に、どのようなポイントを注視すれば悪質業者であるかを見抜けるのでしょうか。
以下の3点の比較ポイントに気を付けてみて下さい。
① 給与ファクタリング提供の有無
② 業歴
③ 償還請求権の有無
それぞれについて詳しく説明させていただきます。

①給与ファクタリングの有無

「給与ファクタリング」とは、給料明細を買い取り、給料日前に現金化をするファクタリングです。

ですが、給与ファクタリングは貸金業に該当し、数多くの業者が取り締まられています。
つまり、いまだに給与ファクタリングを提供している業者は悪質であると断定してもいいでしょう。

ファクタリング会社のホームページを比較し、サービス提供内容に「給与ファクタリング」がある場合は気をつけましょう。

②業歴

ファクタリング会社の業歴を比較しましょう。
基本的にファクタリング会社のホームページには、その会社の業歴や会社概要が記載されています。

業歴が浅ければ浅いほど悪質な業者である可能性がありますが、全てがそうであるとは言い切れませんよね。
ですが、業績が長ければ長いほどそのファクタリング会社は安全であるといえるでしょう。

③償還請求権の有無

最後に紹介するポイントは「償還請求権の有無」です。

償還請求権とは、売掛先が倒産などした場合に売掛金が回収できなくなった時、ファクタリング会社がサービス利用者に代金を請求できる権利のことです。

貸金業登録がなくこの権利を付帯しているファクタリングサービスは「黒」です。
悪質な業者であると判断しましょう。

償還請求権がある場合、ファクタリング会社側にリスクが一切ないことになり、「貸金業務」に値してしまいます。

基本的なファクタリングの契約には、償還請求権はなしと設定されていますので、償還請求権の有無はしっかりと見ておきましょう。

ファクタリングと比較のまとめ

ここまでで、優良ファクタリング会社を見抜くための比較ポイントについて解説させていただきました。
本日の記事をまとめますと以下の通りです。

【ファクタリングとは】
商品が売れた際に発生する売掛債権をファクタリング会社に売却することで期日前に現金化をすることができるサービス。

<成功するファクタリング会社を選ぶ比較ポイント10選>
① 手数料
② 審査基準
③ 契約方式
④ 債権譲渡登記の有無
⑤ 買取限度額
⑥ 資金調達までのスピード
⑦ 必要書類

<悪質業者をファクタリングの比較で見抜くポイント>
① 給与ファクタリング提供の有無
② 業歴
③ 償還請求権の有無

みなさん、優良ファクタリング会社を選定する上での比較ポイントをご理解いただけたでしょうか。
数多くの業者の中から、自社にマッチしたファクタリング会社を選ぶことは簡単ではありませんが、本日紹介した比較ポイントを参考に会社選びをしてみてください。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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