お知らせ
Message
オンライン完結型ファクタリングサービスとは?ラインを使った資金調達方法について解説
2024年12月27日
ファクタリングは売掛債権を譲渡することで、売却益を手に入れる資金調達法です。
銀行融資やビジネスローンと比較して現金を手にできるまでスピーディで、最短即日現金化できるサービスもあります。
従来のモデルでは、面談するために来店する必要がありました。
しかし最近ではオンライン完結型のファクタリングも出てきています。
ここではオンライン完結のファクタリングの特徴について、詳しく見ていきましょう。
目次
オンライン完結のファクタリングの概要について解説
オンライン完結型のファクタリングとは、文字通りWebにてすべての手続きが完結するスタイルのサービスです。
いちいち来店する必要がなく、オフィスなどから申し込みできるので従来よりも手軽に利用できるようになりました。
ここではオンライン完結のビジネスモデルについて、詳しく見ていきます。
オンライン完結で利用できる仕組みとは?
オンライン完結で売掛金を本当に売却できるのかと、いぶかしむ法人代表者もいるでしょう。
しかし申し込みから入金まですべてWebで完結できるので、スマホやパソコンがあればその場で手続きできるのが特色です。
ファクタリングを利用するためには、必要書類を用意しなければなりません。
業者によって提出すべき書類は異なるものの、少なくても請求書などの売掛債権を立証できる書類や通帳のコピーは必要です。
オンライン完結の場合、これらの書類をスキャナで読み込みます。
そしてPDFファイルにして提出するのが一般的です。
オフィスになくても、コンビニにあるスキャナ機能の搭載された複合機を使用すればデジタル化できます。
もしくはスマホなどで書類を撮影します。
画像データを添付して業者の指定するところにアップロードすることで提出するのも選択肢の一つです。
Web面談がある可能性も
オンライン完結型の場合、提出された書類をベースに買取の可否を判断するのが一般的です。
しかし中にはWebにて面談しなければならない業者もあります。
面談は基本的に、オンラインツールを使って行う形です。
Web面談をするためにはカメラやマイクなどが必要なので、準備しておきましょう。
円滑に面談を進めるには、高速データ通信できるネット環境が必要かもしれません。
スマホでWeb面談することも可能です。
しかし自分の高速通信を利用するとなると容量を大量に消費して、後で速度制限がかかるかもしれません。
Wi-Fiの利用できるところで、Web面談に臨みましょう。
ネットバンクを利用すること
オンライン完結のファクタリングは、買取もインターネットで手続きを進める形になります。
そこでネットバンキングを準備しておくのがおすすめです。
ネット専業銀行で口座開設するのも良いですし、普通の銀行でもネットバンキングサービスを用意しています。
ネットバンキングの場合、メンテナンス時間を除き24時間365日いつでも入金がリアルタイムで反映されます。
今すぐに現金が必要な場合に重宝するので、ネットバンキングサービスの導入も検討してください。
コロナ禍で急速に普及
オンライン完結形式のファクタリングは、ここ数年で急激に普及していった感があります。
その背景にあったのが、新型コロナウイルスの世界的な流行です。
2020年ごろから新型コロナが国内でも感染し、自粛生活を強いられることになりました。
その中で感染防止のために、非接触・非対面のサービスが普及しました。
リモートワークやテレワークなどが注目されたのも、このころです。
ファクタリング業界でも、コロナ禍にアジャストしたビジネスモデルが求められました。
その一環で出てきたのが、オンライン完結のファクタリングです。
すべてがWebで完結するので、人と接触する必要がなく、感染リスクをあまり考慮に入れず利用できるようになったわけです。
オンライン完結型ファクタリングのメリット
オンライン完結タイプのファクタリングを利用するのも選択肢の一つになり得ます。
なぜならオンライン完結ならではのメリットがいろいろとあるからです。
主なメリットとして考えられるのは、以下の通りです。
1.入金までがスピーディ
2.手数料が従来よりも低め
3.余計なコストが発生しない
4.日本全国の業者が利用対象
具体的に以上で紹介した4つのポイントがなぜメリットになるのか、以下で詳しく見ていきます。
1.入金までがスピーディ
オンライン完結型のファクタリングのメリットで見逃せないのは、入金まで迅速な点です。
最短即日入金をうたい文句にしているところも少なくないですし、入金まで最短2時間というところもあるほどです。
オンライン完結の場合、審査もAIが担当しているところも少なくありません。
人間がチェックしているわけではないので、データを入力すれば買取の可否がすぐに判断できます。
しかもオンライン完結型の場合、店舗に出向く必要もありません。
移動にかかる時間も省略できるので、さらにスピーディに手続きを完結させられます。
当初予定していた入金が先送りになった、想定外の出費を強いられたためにすぐに現金が必要になった際には重宝するでしょう。
2.手数料が従来よりも低め
オンライン完結型のファクタリングは、従来スタイルと比較して手数料が安く設定されているのもメリットの一つです。
従来の場合、2社間が10〜20%、3社間も2〜10%といったところが相場とされます。
オンライン完結型の場合、3〜8%程度が相場です。
なぜオンライン完結型の手数料が低いのか、それはコストカットができているからです。
店舗を構えるとなると部屋の賃料がかかりますし、働くスタッフもそれなりに確保しなければなりません。
オンライン完結型であれば、そもそも店舗を構える必要がありません。
スタッフも必要最低限の少数精鋭で運営できるので、コストがかなり圧縮できます。
コスト圧縮できた分、お客さんに還元できるので低い手数料でサービス提供できるわけです。
3.余計なコストが発生しない
従来のファクタリングサービスの場合、利用するためには諸費用がかかります。
面談や契約のために店舗に出向くための移動費がかかります。
書類を郵送する場合には、切手代などの郵送費を計上しなければなりません。
オンライン完結型の場合、来店する必要はないですし、ネットでのやり取りにより郵送の必要もありません。
移動費もかかりませんし、切手などの郵送費もカットできます。
来店する必要がないのは、お金だけでなく時間の節約効果も見込めます。
移動のための時間を本業に専念できるので、作業効率性の向上も期待できるわけです。
4.日本全国の業者が利用対象
従来のファクタリングでは、面談や契約のために来店する必要がありました。
すると来店できる店舗の中から、依頼先を選ばなければならず、選択肢に制約が伴いました。
都市部ならいざ知らず、地方の場合利用できる業者があまりない可能性も出てきます。
オンライン完結型であれば、日本全国どの業者でも申し込みできるのがメリットです。
ネットに接続できる環境があれば、どこからでも利用できるわけです。
地方など周囲に利用できる業者がなければ、オンライン完結のファクタリングの利用も検討してみると良いでしょう。
オンライン完結型ファクタリング利用時の注意点
オンライン完結型は来店の必要なしでも利用できるのがメリットです。
しかしオンライン完結型でもデメリットもあるので、以下の点には注意しなければなりません。
1.審査の柔軟性に欠ける可能性
2.書類をデジタル化する必要
3.ネットならではのトラブルの恐れ
具体的に以上で紹介したポイントのどこに注意すれば良いのかについて、以下で見ていきます。
オンライン完結型ファクタリングを利用する際の参考にしてください。
1.審査の柔軟性に欠ける可能性
オンライン型ファクタリングの場合、人同士の接触なしで手続きが進みます。
これはメリットになる場合もあれば、デメリットになる場合もあります。
審査の柔軟性に欠けるのは、後者に該当する問題です。
審査はあくまでも提出された書類のみで買取の可否を判断します。
従来のファクタリングでは面談があり、そこで熱意ややる気を伝えれば、多少スペック面で問題があっても買取してくれる可能性が出てきます。
また書類に不備があった場合でも、先方からの指摘がないのもデメリットの一つです。
従来形式であれば、面談前に指摘してもらえれば、面談当日に書類を持っていって手続きを進められるかもしれません。
オンライン完結の場合、不備のあった段階で審査落ちになる可能性すらあります。
2.書類をデジタル化する必要
オンライン完結の場合、文字通り申し込みから入金までの一切をWebにて行います。
必要書類の提出もデジタル化しなければならず、デジタルに苦手意識を持っていると手続きするのが面倒に感じるかもしれません。
もし常日頃書類のやり取りはすべて紙で行っている場合、手続きに戸惑うケースもあるでしょう。
しかし今後、ペーパーレスはますます進む可能性が高いと思ってください。
ペーパーレスが当たり前のビジネスに慣れるためにも、オンライン完結のファクタリングを積極的に利用するのも一考です。
3.ネットならではのトラブルの恐れ
オンライン完結のファクタリングはすべての工程がWebを介して進められると、ここでも何度か紹介しました。
ネットを利用しているときにトラブルの発生する恐れがあるのも、オンライン完結型ならではのデメリットの一つです。
たとえばWeb面談する際にはURLが送られ、招待されるのが一般的です。
ところがいざURLをクリックしてもエラーになったり、アクセスできなかったりする可能性はあります。
この場合には、速やかに担当者にコンタクトをとって確認しましょう。
パソコンが故障して、使えなくなる事態も十分想定できます。
もしパソコンが壊れて修理や買い替えが間に合わなければ、他のデバイスを使って手続きを進めることです。
スマホやタブレットを使用しても、手続きは進められます。
面談中に音声が聞こえなかったり、画像が止まったりするのも問題です。
Wi-Fiでも構いませんが、通信環境の安定性を考えた場合にLANケーブルなど有線でつなぐのがおすすめです。
音声が聞こえないのは、ミュート設定になっているからかもしれません。
音量に問題がないかまずは確認しましょう。
LINEを使ったオンライン完結のファクタリングサービスも
仕事や家族内でやり取りする際にLINEを使っている人も多いでしょう。
オンライン完結のファクタリングの中には、LINEを使ってやり取りをするサービスも出てきています。
普段LINEを使っている人は、いつも取引先や家族とコミュニケーションをとるのと同じような感覚で、手軽に利用できるのが強みです。
LINEですべての手続きが完結
LINEはテキストでやり取りするだけでなく、画像やファイルを添付して送信することも可能です。
こちらの機能を利用すれば、たとえば必要書類を撮影して、その画像データを送信すれば書類の提出ができます。
またわからないことがあれば、LINEには通話機能もついています。
LINEの通話アプリを使って問い合わせすれば、わからないこともリアルタイムで回答してくれるので安心です。
即日入金できない恐れ
LINEもネットを使ってやり取りするので、オンライン完結のファクタリングの一種と言えます。
ただしLINE完結のファクタリングの場合、即日現金化は難しいかもしれません。
LINEは匿名性の高いコミュニケーションアプリです。
本当に売掛債権があるのか、債権回収が可能かについてよりいっそう慎重にチェックする必要があります。
このため、どうしても審査結果が出て売掛債権を買取するまでに何日か時間がかかるわけです。
またLINEアプリそのものが不具合を起こすこともありますし、サーバーダウンによって一時的に利用不可になる可能性もあります。
その日のうちに現金化を希望するのであれば、LINEよりもオンライン完結型のファクタリングを利用するのがおすすめです。
LINEによるファクタリングサービスは増加傾向
LINE完結型のファクタリングはまだ少数派です。
しかし少数派ではあるものの、増加傾向にあります。
普段使っているLINEを使って手軽に資金調達できますし、24時間いつでも利用できるのも魅力です。
公式サイトからLINEの友だち追加すれば、簡単にメッセージのやり取りができるので気軽に問い合わせできます。
今後LINEで売掛債権の現金化も可能なので、要注目のファクタリングサービスです。
LINEでファクタリングサービスを利用する際には、情報漏洩に注意が必要です。
社内パソコンを使って手続きするなど、セキュリティ対策もしっかり進めておきましょう。
オンライン完結のファクタリングに関するまとめ
近年ではオンライン完結で利用できるファクタリングも増加しています。
コロナ禍を通じて、非対面型のファクタリングが注目を集めています。
Webですべての手続きが完結するので、来店することなく資金調達できるので普段本業で忙しい法人向けのサービスです。
地方の法人の場合、近くにファクタリング業者の店舗がないかもしれません。
しかしオンライン完結であれば、ネット環境さえあるなら日本全国どこからでも利用できます。
店舗を構える必要がないので、手数料が安いなどのメリットも見逃せないところです。
一方でネットの場合、手続き中に接続トラブルの発生する危険性があります。
融通が利かない点にも留意して、うまく活用すると良いでしょう。