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ファクタリングのメリットを9つ徹底解説!2社間、3社間ファクタリングのメリットも解説
2024年1月26日
2024年現在、資金調達方法には数多くの選択肢が存在しています。
その中でも現在勢いを増しているのがファクタリングです。
融資と比べて短時間で資金調達できることをはじめ人気なポイントはいくつもありますが、今回はファクタリングを利用することのメリットを解説していきます。
この記事では、
- ファクタリングのメリット
- 2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのメリット
- 他の資金調達方法と比較したメリット
を紹介します。ぜひ最後までお読みください。
ファクタリングのメリットを9つ紹介
ファクタリングを利用するメリットは以下の9点です。
- 現金化までのスピードが速い
- 信用情報に影響がない
- 審査に通りやすい
- 売掛金未回収のリスク回避ができる
- 担保・保証人が不要
- 契約の手間が少ない
- オフバランス化できる
- 企業評価を高められる
- 節税効果がある
メリット1,現金化までのスピードが速い
中小企業や個人事業主が資金調達する場合、ファクタリングの他にもいくつかの選択肢があります。
- 銀行融資
- ビジネスローン
- クレジットカードの活用
- キャッシングサービス
銀行融資やビジネスローンは、審査に時間がかかる上、必要書類が多く現金化までに数日〜数週間の時間を要する会社が多いです。
対してファクタリングは、手元にある請求書(売掛債権)を売って現金化します。そのため審査に要する時間も短く、資料も少ないことから、最短数時間〜1日で現金化ができるところがメリットと言えるでしょう。
メリット2,信用情報に影響がない
ファクタリングは銀行融資やビジネスローンの借入とは異なり、売掛債権の買取として扱われます。そのため信用情報に影響を与えません。
銀行融資などの借入は、負債がある場合は審査に通らないことも珍しくありません。
今後、銀行融資等の借入を検討している場合は、ファクタリングがおすすめです。
なぜなら、ファクタリングによる資金調達は、負債にならないから。
信用情報に悪影響を与えず、融資等を受けやすくなる可能性が高い点もメリットと言えるでしょう。
メリット3,審査に通りやすい
銀行融資やビジネスローンは、審査の際に利用者に返済能力があるのかを重要視します。
そのため審査に要する書類が多く、時間がかかります。
仮に、利用者に赤字決算や税金滞納があった場合には、まず審査に通ることはないでしょう。
対してファクタリングでは売掛先の信用度が最重要視されます。
売掛先が利用者へ売掛金を入金できる能力があると判断されれば、審査を通過できるでしょう。
また売掛先の情報は、法人登記等で簡単に調べることができるため審査時間を要さず、必要書類も少なくて済みます。
ファクタリングは、利用者に赤字決算や債務超過等があっても問題なく利用可能です。
利用ハードルが低い点もメリットと言えるでしょう。
メリット4,売掛金の未回収リスクが回避できる
本来、支払期日になれば売掛先から売掛金の支払いが行われますよね。
しかし、売掛先の経営状況によっては入金が遅れたり、倒産によって売掛金そのものが支払われないリスクが発生したりするかもしれません。
未回収のリスクを負わないために、あらかじめファクタリングで売掛債権を売却できるメリットも持ち合わせています。そうすれば未入金のリスクを心配しなくて済みます。
もし、未回収リスクが懸念される場合はファクタリングを利用してみるのもいいでしょう。
メリット5,担保・保証人が不要
ファクタリングは、担保・保証人の必要がありません。
そもそも担保・保証人が必要となるのは、「貸付」の場合。
貸付であれば、借入金の返済が困難になった場合に、担保や保証人を用いて返済しなければなりません。
ファクタリングは、あくまで「売掛債権の売買取引」であるため、担保・保証人が必要となる場面がないのです。
個人事業主や中小企業は、担保や保証人の準備ができないこともあるでしょう。
担保・保証人が不要な点も、メリットとなるのではないでしょうか。
メリット6,契約の手間が少ない
契約の手間が少ないのも、ファクタリングのメリットの一つ。
銀行融資等の貸付の場合、準備する書類も多ければ、面談等で複数回銀行を訪問する手間も生じます。
一方、ファクタリングは必要書類も5~6種類と少なくて済みます。
面談は行う場合もありますが、あったとしても1回であり、複数回行う必要はありません。
売掛金の支払いも一括で行うため、長期間かけて支払い続ける手間もありません。
必要なときに資金調達でき、その上手間も少ない点は大きなメリットでしょう。
メリット7,オフバランス化できる
貸借対照表をオフバランス化できるのも、ファクタリングのメリット。
ファクタリングを用いた資金調達は、負債を増やさない上に、売掛金を削除して現金を増やします。
そのため、貸借対照表がスリムになり、決算書の見栄えが良くなります。
メリット8,企業評価を高められる
ファクタリングによってオフバランス化できるため、ROA(Return of assets:総資産利益率)や自己資本比率が高まる可能性も高いです。
ROAは効率的な経営の指標、自己資本比率は財務健全性の指標として用いられるもの。
これらの数値が高いほど、企業評価も高まります。
企業評価が高まれば、銀行融資などの貸付の審査も通りやすくなるというメリットがあります。
ゆくゆくは銀行融資等の資金調達を考えている場合にも、ファクタリングはおすすめです。
メリット9,節税効果がある
ファクタリングは非課税取引です。
そのため、ファクタリングで生じた手数料や、現金化できた資金に消費税はかかりません。
また、手数料は売掛債権売却損の勘定科目で処理され、経費計上できます。
手数料分の法人税も発生しないため、節税効果もある点もまたメリットでしょう。
ファクタリング方式による違いとメリット
ファクタリングの発展に伴い、ファクタリングには2社間ファクタリングと、3社間ファクタリングの2つの方式ができました。※下記参照
ここからは、ファクタリング方式による仕組みとメリットについて解説します。
2社間ファクタリングの仕組み
2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の2社で契約が完結する方式です。
- ①②商品やサービスの提供により売掛債権が発生
- ③ファクタリング会社から売掛金買取額(売掛金-手数料)が支払われる
- ④売掛先から自社へ売掛金が支払われる
- ⑤自社がファクタリング会社へ売掛金を支払う
と、このような流れで取引が行われます。
また、2社間ファクタリングは
- 売掛先にファクタリングの利用が知られない
- 自社が直接ファクタリング会社へ売掛金を支払う
という特徴があり、売掛先からファクタリングの利用を知られたくない方に支持されているサービスと言えるでしょう。
2社間ファクタリングのメリットを5つ紹介
2社間ファクタリングのメリットは
- 最短即日での現金化
- 売掛先にファクタリングの利用が知られない
- 償還請求権が発生しない
- オンライン完結できる会社が多い
- 売掛先からの承認がいらない
が挙げられます。
以下に1つ1つ詳しく解説します。
メリット1,最短即日での現金化
まず一つめのメリットとして2社間ファクタリングは売掛先が関与しないため、審査に要する書類や時間は多くありません。
実際には、最短数時間~3日程度での現金化が可能であり、数ある資金調達手段の中でも現金化までに要する時間は短いと言えるでしょう。
メリット2,売掛先にファクタリングの利用が知られない
繰り返しますが、2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の2社間で契約が完結します。
そのため、売掛先にファクタリングの利用を知られません。
ファクタリングを利用するということは、資金繰りが上手くいってない等で経営状況が良くないというイメージを持たれることがあります。
そのため売掛先によってはファクタリングを利用する取引先に良い印象を持ちません。
「あの取引先は経営が怪しいのではないか」「資金繰りに難航しているのではないか」と経営難を疑われてしまい、契約に影響することもあるでしょう。
実際に、売掛先にファクタリングの利用が知られたことによって、契約が打ち切られたという事例もあります。
そのため売掛先にファクタリングの利用が知られない点は、非常に重要なメリットと言えるでしょう。
メリット3,償還請求権が発生しない
償還請求権とは、売掛先の倒産などにより売掛金を回収できなかった場合、ファクタリング会社が利用者にその分の金銭の返還を求める権利のことです。
仮に償還請求権が発生すれば、ファクタリングを利用して手に入れたはずの事業資金が手元に残らなくなります。
しかし日本の2社間ファクタリングは、償還請求権がないファクタリングがほとんど。
そのため売掛先が倒産した場合にも、ファクタリング会社から請求を求められることはありません。
これは2社間ファクタリングならではのメリットと言えるでしょう。
メリット4,オンライン完結できる会社が多い
2社間ファクタリングは、オンラインファクタリングを採用していることが多いです。
オンラインファクタリングとは、契約から取引終了まですべてオンライン上で完結できるファクタリングのこと。
AIを用いた審査が主流であり、必要書類が少なく、現金化も早いという特徴かつメリットがあります。
ファクタリング会社へ出向く必要もないため、遠方の事業主も問題なく利用可能。
最短30分から現金化できるため、とにかく資金調達を急いでいるという方に、特におすすめです。
メリット5,売掛先からの承認がいらない
3社間ファクタリングの場合は、売掛先からの承認が得られなかった場合、ファクタリングを利用できません。
2社間ファクタリングは、売掛先が一切関わらない契約。
そのため、利用会社の意思だけでファクタリングの利用ができます。
資金調達をしたいときに、利用できる可能性が高いのはメリットとなるでしょう。
3社間ファクタリングとは
3社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社と売掛先の3社間で契約を結ぶ方式です。
- 商品、サービスの提供により売掛債権の発生
- 売掛先からファクタリング利用の承諾を得る
- ファクタリング会社から売掛金買取額が支払われる
- 売掛先からファクタリング会社へ売掛金が支払われる
このような流れで取引が行われます。
2社間ファクタリングとの違いは売掛先から承諾を得ること、売掛先から直接ファクタリング会社へ売掛金の支払いが行われることです。
3社間ファクタリングのメリット
3社間ファクタリングのメリットとして、以下の5点が挙げられます。
- 手数料が安い
- 悪質業者が少ない
- 個人事業主でも利用できる
- 審査に通りやすい
- 売掛金送金の手間がない
メリット1,手数料が安い
2社間ファクタリングの手数料は約10~30%が相場ですが、3社間ファクタリングの手数料は約1~10%と比較的安い相場です。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで手数料が違う理由は、仕組みが異なるから。
2社間ファクタリングは、利用者がファクタリング会社へ売掛金を支払います。
そのため利用者が売掛金を使用したり、利用会社が倒産したりした場合、ファクタリング会社は売掛金を回収できません。
対して3社間ファクタリングでは、売掛先から直接ファクタリング会社へ売掛金が入金されるため、未回収リスクは低くなります。
3社間ファクタリングでは、ファクタリング会社の未回収リスクが低いため、2社間ファクタリングよりも低い手数料で利用ができるメリットがあります。
メリット2,悪質業者が少ない
3社間ファクタリングは売掛先の同意が必要なことに加え、手数料相場が2社間ファクタリングより低いため、悪徳業者が参入しにくい領域と言えます。
また、3社間ファクタリングは銀行系の大手ファクタリング会社が提供している場合が多いということも特徴の一つでしょう。
大手ファクタリング会社との取引であれば、売掛先の信用を失うことも少なく、安心して取引ができる点もメリットです。
メリット3,個人事業主でも利用できる
3社間ファクタリングの場合、売掛債権の譲渡登記は不要です。
そのため売掛債権があって、売掛先の同意さえ得られれば、個人事業主、自営業者でも利用できます。
メリット4,審査に通りやすい
3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングよりも審査通過率が高いです。
なぜなら、売掛先も取引に参加するため、売掛金の未回収リスクが低いから。
売掛先とファクタリング会社の間でも契約を結ぶため、より詳細な売掛先の与信調査も可能です。
また、2社間ファクタリングは売掛金の回収ルートが「売掛先→利用会社→ファクタリング会社」となります。
一旦利用会社を経由するため、利用会社の信用度も少なからず審査対象になります。
対し、3社間ファクタリングは、売掛先から直接ファクタリング会社へ売掛金の支払いが行われます。
3社間ファクタリングは、ほぼ売掛先の信用度だけが審査対象となると言えます。
書類をせっかく用意したにも関わらず審査に落ちてしまっては元も子もありません。審査に通りやすい点は3社間ファクタリングのメリットになります。
メリット5,売掛金送金の手間がない
上でも述べましたが、3社間ファクタリングは、売掛先から直接ファクタリング会社へ売掛金の支払いが行われます。
そのため、利用会社は売掛金を送金する手間が生じません。
2社間ファクタリングの場合、売掛金を自分でファクタリング会社へ送金しなければなりません。
万が一、送金し忘れた場合には違約金が発生することも。
買取金額を受け取ったあとは、売掛金の送金忘れ等の心配をする必要がないのは、3社間ファクタリングのメリットと言えるでしょう。
他の資金調達方法との比較
では資金調達をしようとした時に、どのサービスを使えばいいのでしょうか?
各資金調達のメリット・デメリットを比較してみましょう。
ファクタリング | 銀行融資 | ビジネスローン | |
調達可能金額 | 売掛金の金額以下 | 収入により増減 | 1000万円前後 |
金利 | 2社間:手数料10%~30% 3社間:手数料1%~10% |
1.1%~5.0%前後 | 利息上限(18%)前後 |
審査期間 | 即日~数日 | 1週間~1ヶ月 | 数日 |
返済期間 | 売掛金一括払い | 数年~数十年 | 数年 |
取り扱い | 売掛債権の買取 | 借入 | 借入 |
担保、保証人 | 不要 | 必要 | 不要 |
信用情報の照会 | 不要 | 必要 | 必要 |
ファクタリングと他の資金調達サービスとの大きな違いは「負債にならない=借金にならない」という点です。
ファクタリングはあくまで「売掛債権の買取」であるため、借金として扱われることはありません。
また、ファクタリングは、銀行融資やビジネスローンと比較すると、手数料はかかるものの審査には時間がかからず、最速で現金化することができるという特徴を持ちます。
担保や保証人が不要、信用情報の紹介も不要という点でも審査に通りやすく、比較的利用時のハードルが低いサービスであると言えるでしょう。
- 銀行等に融資を申し込んだが断られた
- 担保や保証人となる人がいない
- 融資の審査を待つ時間がなく、なるべく早く手元に現金が欲しい
- 融資ほど高額でなく、少額の資金が必要
こんな方はファクタリングの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ファクタリングメリットまとめ
この記事ではファクタリングのメリットを解説しました。
ファクタリングのメリット
- 現金化までのスピードが速い
- 信用情報に影響がない
- 審査に通りやすい
- リスク回避できる
2社間ファクタリングのメリット
- 最短即日での現金化
- 売掛先にファクタリングの利用が知られない
- 償還請求権が発生しない
※手数料が高い、個人事業主は利用できない可能性があることに注意
3社間ファクタリングのメリット
- 手数料が安い
- 悪質業者が少ない
- 個人事業主でも利用できる
※ファクタリングの利用が知られてしまう、入金まで時間を要する点に注意
他の資金調達手段との比較
- ファクタリングは借金ではなく買取
- 資金調達手段として最速の現金化スピード
- 買取であるため審査もスムーズ
そのため、
- 銀行等に融資を申し込んだが断られた
- 担保や保証人となる人がいない
- 融資の審査を待つ時間がなく、なるべく早く手元に現金が欲しい
- 融資ほど高額でなく、少額の資金が必要
上記のような方におすすめなサービスとなっています。