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ファクタリングの審査の重要ポイント!買取条件にも大きな影響アリ!

2023年8月9日

債権売却による資金調達に成功するためには、審査に通過しなくてはなりません。
そしてファクタリングは中小企業や個人事業主など、融資の審査通過が難しいと言われる事業者も利用しやすい資金調達方法です。
しかしポイントを抑えずに手続きを進めた場合には、審査に通過できる可能性を低下させかねないのも事実です。
また審査結果は買取条件にも影響するため、評価のポイントを理解しておくと大きなメリットに繋がる期待も高まります。
本稿ではファクタリングの審査での重要ポイントや、高い評価を得やすい債権の条件などを解説させていただきます。

ファクタリングの審査での重要ポイント

審査通過の可能性を高めるためには、ファクタリングの審査での重要ポイントを理解していただき可能な範囲での対応を行うことが大切です。
これからご紹介する審査での重要ポイントは、前もって知っておけば対処しやすい内容が多いため、知っているかいないかで審査結果は大きく変わる可能性があります。
また審査結果は手数料を含めた買取条件にも大きな影響を与える要素ですので、より良い買取条件を期待される場合も対処を行っておいて損はありません。

売掛先の信用力が最重要ポイント

ファクタリングの審査における最重要ポイントとなるのは、間違いなく「売掛先の信用力」です。
信用力とは他者から受ける信用の度合いを指し、ファクタリングの場合では「決済日に債務者(売掛先)が問題なく決済を行うと信じられる度合い」というような意味合いとお考えください。
そして売掛先の信用力は、これからご紹介するような要素を調査し総合的に判断されます。

会社規模

売掛先の会社規模が大きいほど、債権の回収が不可能になるリスクや決済が遅延する確率は低くなると判断されやすくなります。
残念ながら、個人事業主が売掛先となる債権を買取対象に含めていないファクタリング会社も存在しています。
個人事業主が売掛先となる場合には前もっての確認をしておくと安心ですが、可能な限り法人との取引で発生した債権を選ばれることをおすすめいたします。

経営状況

経営状況が安定していない企業は決済を行う能力に不安が残るため、経営状況も審査では重要なポイントの1つとなります。
特に売掛先が中小企業など会社規模だけで信用度の高さを判断することが難しい場合には、より重要な要素として扱われます。
経営状況の判断には帝国データバンクなど、信用調査会社に登録されている情報が活用されることが少なくはありません。

過去の取引実績

売却を希望されている債権の債務者となる企業との過去の取引実績も、審査では重要視されるポイントとなります。
これまでの取引の中で支払いに関するトラブルは発生していないかや取引頻度がチェックされることになり、そのための資料として取引に使用している金融機関口座の通帳を数カ月分コピーしたものの提出が求められます。
会社規模や経営状況だけでは信用力の高さの判断が難しい場合は特に、初めての取引先の債権は歓迎されにくくなりますのでご注意ください。

債権の条件も審査に影響するポイント

売掛先の信用力ほど重要なポイントではないものの、売却を希望されている債権の条件も、審査結果や買取条件に影響を与えるポイントとなります。
同じ売掛先であっても債権の条件が違えば結果が異なることも十分にあり得ますので、できる範囲での対応を行なっておくことも大切です。

決済日までの残り日数

ファクタリングは債権の早期現金化を可能とするサービスであり、支払いサイトの長さが資金繰りの負担になっている企業にとって利用する価値の高い資金調達方法です。
しかし延現金などと呼ばれる60日を超える長い支払いサイトの債権は、審査や買取条件に良くない影響を与える可能性があります。
これは決済日までの残り日数が長くなるほどに、売掛先の経営状況悪化などのリスクが高まると考えられるからです。
60日以内が目安であり、それ以下であれば審査への影響は考えにくいのですが、延現金を売却する際には少し気をつけていただきたいポイントとなります。

債権の額

買取側にとっての手間は債権の額によって大きく変わるわけではありません。
ですから高額債権になるほどにファクタリング会社にとっての売上も増えると考えられるのですが、万が一にでも債権の回収が不可能となった際には大きな損害となりかねないため、審査は慎重に行われることになります。
また少額債権は売上に繋がり難いため、買取を断られてしまったり手数料の割合が高くなるリスクに繋がります。
基本的にはファクタリング会社のサイトに掲載されている買取可能範囲内であれば問題ありませんが、一部のファクタリング会社では買取可能な範囲を提示していない場合がありますので、状況によっては問い合わせを行うなどしてご確認ください。

「債権者」も審査対象となる

ファクタリングは売掛先の信用力を審査で重視するため、売却前の債権者となる企業の情報は審査にあまり影響しないとも言われます。
しかし全く影響がないとは言い切れません。
債権者も審査対象となる可能性があることも理解していただき、これからご紹介するポイントについての心構えや対処をしていただくことをおすすめします。

経営者・担当者の人となり

現金化までの手続きの中で不備が重なったり、対応に問題が多いと判断されたりしてしまった場合には、債権の二重譲渡を含め代金の回収を完了するまでに何かトラブルが起きるのではと、取引に関してのリスクをファクタリング会社から考慮されかねません。
特に売掛先への通知を行わない2社間ファクタリングでは、決済日に利用者側が一旦代金を受け取りファクタリング会社に渡すことになりますので、代金の持ち逃げなどを疑われる可能性もあります。
ビジネス上での正しい対応ができていれば問題はありませんが、経営者様や担当者様の人となりも見られているという意識は必要かも知れません。

債権者の経営状況

ファクタリングによる資金調達を希望する企業は、債権の決済には直接関与することはなく、これがファクタリングならば赤字経営や税金滞納中の企業も利用可能となる理由でもあります。
しかし資産の差し押さえが考慮されるほどの危機的な状況の場合には、審査に悪影響を及ぼすポイントともなりかねません。
状況が厳しくなってからの立て直しは容易ではないと考えられますので、「早い段階でファクタリングを活用し経営を立て直す」ことが重要と言えます。

ファクタリングの審査で高く評価されやすい債権とは?

ここまでファクタリングの審査での重要ポイントを中心に解説させていただきましたが、ここからは「審査で高く評価されやすい債権」についてのポイントをご紹介させていただきます。
審査通過の可能性を高めたい、手数料を少しでも低く抑えたいとお考えであれば、なるべく多くのポイントを満たしている債権を売却されることで、希望が叶いやすくなるはずです。

公的機関・上場企業

会社規模は審査で見られる重要ポイントの1つですが、売掛先が「公的機関」や「上場企業」の場合は高確率で審査通過でき、手数料も低くなる期待が高まります。
社会的信用の高い取引先は支払いのトラブルを起こしにくく、倒産によって決済が不可能になる可能性もほぼないと考えられるのがその理由です。
公的機関や上場企業が対象の場合は信用力の判断が容易となるため、審査が早く終わり素早い資金調達に成功できる可能性も向上します。

定期的な取引のある売掛先

過去に複数回の取引があることも大切ですが、定期的な依頼を受けている売掛先はより審査で評価されやすくなります。
もちろん定期的な依頼があっても、過去に支払いに関して遅延などのトラブルがあった場合には審査に影響しかねませんので、大前提として支払いに関してのトラブルがないというポイントは抑えていただく必要があります。

決済日は60日以内、高額・少額債権は避ける

すでにご紹介させていただたいておりますが、支払いサイトが60日を超える延現金を売却する際には注意が必要です。
可能な限り残り60日以内に決済日が訪れる債権を選ばれることを推奨させていただきます。
また少額債権の場合は、複数の債権を売却し合算することで個別で売却するよりも審査通過しやすくなり、手数料も安くなる可能性が高まります。
高額債権を売却する際には、申込先の買取上限額以下であることも大切ですが、会社規模に合わない高額債権の場合には審査が慎重に行われる原因にもなりかねません。

審査通過を高める「債権選び以外」のポイント

・必要書類は不備がないように注意し、できる限り素早く提出する
・特に不満がなければ過去に利用したファクタリング会社に申し込む

書類提出に不備があったり遅れたりしてしまうと、素早い資金調達の実現は難しくなります。
またファクタリング会社からの信用を失う原因にもなりかねないため、急いでいただく必要はないもののスムーズな書類の準備と提出を行っていただくことが大切です。

また同じファクタリング会社を継続利用することで、顧客としての信用が得られやすくなります。
継続利用は審査通過の可能性が増すだけでなく、手数料の引き下や資金調達までにかかる時間の短縮効果も期待できますので、特に不満がなければ継続利用されることをおすすめいたします。
ですが、何か不満がある場合には早めに決断し乗り換えることも必要です。

審査通過に影響しかねない注意すべきポイント

・決済日を過ぎた債権は原則売却できない
・将来債権も基本的には買取対象外
・売掛先の倒産リスク回避の効果に期待し過ぎない

ファクタリングに利用できる債権は、原則「決済日前」であることが求められます。
また法律上では譲渡可能な、今後の発生が確実視される「将来債権」も買取対応を行っている場所は稀なため売却には不向きです。
償還請求権なしでの契約が原則であるファクタリングは、売掛先の倒産リスク回避にも役立ちますが、倒産の可能性を感じる売掛先の債権を売却しようとしても審査通過できる可能性は低いため、ご注意ください。

「ファクタリングの審査の重要ポイント!」まとめ

・ファクタリングの審査では会社規模や取引実績などによって判断される「信用力」が最重要ポイント
・決済日までの残り日数や債権の額も審査結果に影響する可能性がある
・「評価されやすい債権のポイント」を抑えることで、手数料や資金調達スピードも向上する期待が高まる

売掛債権の早期現金化を行えるファクタリングの審査では、売掛先の信用力の高さがなにより重要なポイントとなります。
公的機関や上場企業が売掛先となる場合には、審査通過しやすくなるだけでなく買取条件も向上する期待が高まるため、債権選びはファクタリングによる資金調達の大きなポイントです。
より良い条件での現金化を行うためにも、できる限りの準備を行った上で審査に臨んでいただくことが大切です。

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