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今、政府も推奨するファクタリングは中小企業に有効的らしい?ファクタリングが中小企業にオススメの理由や注意点を徹底解説
2024年1月21日
みなさん、ファクタリングとよばれる資金調達手段をご存じでしょうか。
経済産業省、つまり、国からも資金調達推奨されているのがファクタリングです。
ファクタリングとは、売掛債権を期日前に現金化することのできるサービスですが、このサービスが中小企業にオススメであるともっぱらの評判です。
新型コロナウイルスの影響で大打撃を浴びた中小企業ですが、その回復にはファクタリングが有効的であるとされています。
今回の記事では、ファクタリングの概要や中小企業の抱える課題を説明し、中小企業にとってファクタリングがオススメである理由や注意点について解説していきます。
目次
ファクタリングってどんな資金調達手段?
冒頭でも述べましたが、ファクタリングとは売掛債権を期日前に現金化することのできるサービスです。
あくまでも”借入”ではなく、”債権の譲渡取引”にカテゴライズされます。
つまり、ファクタリングを利用すれば資金を調達した際に会計上で負債になることがないのです。
ファクタリングには、2種類の契約形態が存在します。
① 2社間ファクタリング→ファクタリングサービス利用者とファクタリング会社間で取引が行われる契約形態。手数料は高いが、即日現金化が可能であり、誰にも知られずに資金調達をすることができる。
② 3社間ファクタリング→ファクタリングサービス利用者とファクタリング会社、売掛先企業間で取引が行われる契約形態。手数料は安いが、2社間ファクタリングと比較すると資金調達までに時間を要し、資金調達をした旨が取引先に通知される。
以上が2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの説明でした。
ファクタリングの中でも契約形態には違いがあり、メリット・デメリットがそれぞれ違うことがご理解いただけたのではないでしょうか。
ご自身の状況に合わせてファクタリングを使い分けることが大切なのです。
次に多くの日本の中小企業が抱えている課題について説明します。
中小企業の抱える課題
では、実際に中小企業が抱えている資金調達における課題はどのようなものでしょうか。
①売掛債権の負担
それは、売掛金の負担です。
「売掛金」と聞いて「資産の勘定科目なのに負担なの?」と疑問を抱く人もいるかもしれません。
確かに売掛金は会計上では資産に計上されますが、実際の資金繰りにおいては負担になることがあるのです。
売掛金とは、モノを売り上げて”後から“お金を受け取ることのできる権利です。
つまり、定められた期日まではお金にならず、自由には使えないのです。
大手企業であれば潤沢な資金がありますので、売掛金がどれだけ発生しようと、それ以外のお金で事業を拡大していくことができます。
ですが、中小企業ではそうはいきません。
売掛金ばかりが増え、現金が一向に増えず、黒字倒産になるケースだって少なくはありません。この売掛金の負担は多くの中小企業が抱える課題の1つでしょう。
②銀行融資への依存
日本の中小企業は、資金調達手段を銀行融資に依存している傾向があります。
ですが、銀行融資を受けるための審査の通過は容易ではありません。
そのため、継続的に銀行から融資を受けていた中小企業が急に審査に通らなくなり、資金調達が困難となり、倒産するといったケースも起こり得るのです。
中小企業が銀行に融資を申し込む
↓
審査に通らない
↓
資金繰りが悪化し倒産
↓
銀行にとって貸し倒れリスクが高まり、今後の融資審査がより厳しくなる
この悪循環から抜け出せなくなるのです。
日本にある企業数の99%を占めるといわれている中小企業の経営難は、日本の景気を左右します。
この課題を解決できるのが本当にファクタリングなのでしょうか。
これからファクタリングが中小企業にとってオススメな理由を説明します。
なぜファクタリングが中小企業にオススメなのか
前述した中小企業の課題解決にはファクタリングが非常に有効的です。
まず、売掛金の負担に対してファクタリングを利用することで簡単に解決することができます。
中小企業の課題→売掛金が現金化できるまでの期日が遅いから資金繰りが悪化する
ファクタリング→売掛債権を期日前に現金化する
この2行を見れば一目瞭然ではないでしょうか。
中小企業に起こり得る支払いサイトの長期化等による資金繰りの悪化を、ファクタリングを利用することで防ぐことができるのです。
次に、銀行融資への依存も問題視されている中小企業を救えるのもファクタリングなのです。
実際に、この銀行融資に依存した中小企業の悪循環の流れを変えるために、中小企業庁では「売掛債権による資金調達」を推奨しています。
厳密に言いますと、この「売掛債権による資金調達」にはファクタリング以外にも、売掛債権担保融資とよばれる資金調達も含まれますが、今回はファクタリングにフォーカスをあててお話させていただきます。
まず、銀行融資のハードルの一つである審査の通過ですが、ファクタリングであれば、その壁はほとんどありません。
ファクタリングの審査対象は「売掛先の信用力」ですので、サービス利用者に赤字経営や税金滞納といった事実があったとしても、審査を通過する可能性が高いです。
そのため、売掛債権さえあれば資金を必要な時に調達することができるのです。
それ以外にも中小企業にとってファクタリングがオススメな理由を3つご紹介します。
1.即日現金化が可能
ファクタリングサービスにおいて、一定の条件を満たせば、即日での現金化が可能です。
午前中に申し込めば、午後には入金されていることも。
急な資金不足に陥りやすい中小企業にとって、ファクタリングの現金化スピードは魅力的なポイントの一つでしょう。
2.オンラインで完結できるサービス
ファクタリングは、近年では対面形式ではなく、新型コロナウイルスの影響でオンラインでの取引が主流となりました。
書類等もすべてアップロードすればいいだけですので、手間と時間を省いて資金調達をすることができます。
誰にも知られずに資金を調達できる
ファクタリングの契約形態について説明しましたが、2社間ファクタリングであれば、売掛先に対しても資金調達をした旨を知られることはありません。
「資金調達をした」という事実は取引先に対してマイナスのイメージを与えかねません。
資金繰りがうまくいってないのか、売り上げがないのか、こういった風に思われる可能性があり、これをきっかけに契約破棄、なんてこともあり得ます。
中小企業にとって取引先の一つひとつが命綱である中で、このリスクを回避しながら資金調達をすることができるのがファクタリングなのです。
以上が中小企業にとってファクタリングがオススメな理由でした。
ですが、いいことだけではなく、注意すべき点もあります。
次に、中小企業がファクタリングを利用する際の注意点について解説します。
中小企業がファクタリングを利用する際の注意点
中小企業がファクタリングを利用する中で気を付けなければならない点がいくつかありますのでご紹介します。
①融資と比較すると手数料が高い
ファクタリングと融資の大きな違いは手数料額、金利額の違いです。
融資であれば、その種類などによって異なるので明確な数値では表せませんが、ファクタリングを金利換算した場合、両者を比較すると融資の方が金利が安くなります。
ファクタリングの一般的な手数料率は、売掛債権の額面の
・2社間ファクタリング…10%~30%
・3社間ファクタリング…1%~10%
であるといわれています。
つまり、2社間ファクタリングを利用し、100万円の売掛債権を手数料15%で売却した場合は、
100万円×15%=15万円
100万円―15万円=85万円
つまり、100万円の売掛債権を売却した場合、資金調達できるのは85万円となります。
こういった点も考慮してファクタリングの利用を検討することを推奨します。
②悪質な業者がいる
これはファクタリング業界に限った話ではありませんが、悪質な業者が数多く存在します。
ファクタリングは近年拡大傾向にある市場ですので、新規参入が容易なのです。
そのため、企業数が増えていることはもちろんなのですが、それと同時に悪質な業者も混ざりやすくなっていることが現状です。
法外な手数料を請求している場合や担保や保証人を要求してくる場合は、悪質な業者ですので避けましょう。
優良企業と悪質な業者を見分けることで、自分自身を守りましょう。
ファクタリングと中小企業のまとめ
ここまででファクタリングと中小企業の相性について解説させていただきました。
本日の記事をまとめますと以下の通りです。
≪ファクタリングとは≫
・政府も推奨する「売掛債権」を活用した資金調達手段
・売掛債権を期日前に現金化することのできるサービス
・契約形態には①2社間②3社間の2種類が存在する
≪中小企業の抱える課題≫
① 売掛金の負担
支払いサイトの長期化による資金不足
② 銀行融資への依存
審査に通過できず資金繰りが悪化し倒産してしまう
≪ファクタリングが中小企業に有効的な理由≫
① 売掛債権を支払いサイトに関わらず現金化できる
② 銀行融資と比較すると審査のハードルが低い
③ 即日現金化が可能
④ オンライン完結ができるサービス
⑤ 2社間ファクタリングなら誰にも知られずに資金を調達できる
≪中小企業がファクタリングを利用する上での注意点≫
① 融資と比較すると手数料が高い
② 悪質な業者が存在する
今回の記事では、ファクタリング×中小企業の相性について説明させていただきました。
中小企業の課題解決にファクタリングがどれだけ適しているのか、ご理解いただけたのではないでしょうか。
日本を支える中小企業の方々に末永く事業を続けていただくために、ファクタリングの利用をオススメします。
資金難を乗り越え、日本の景気を明るくしていきましょう。