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【即日入金可能】オンラインファクタリングとは?メリットやポイントを徹底解説!
2022年12月14日
自社が抱える売掛債権の早期現金化ができるファクタリング。
近年、利用者数は増加傾向にあり多くの注目を集めていますが、中でもウェブ上ですべての手続きが完結する「オンラインファクタリング」をご存じでしょうか?
従来のファクタリングを「より迅速かつ低手数料で利用できる可能性が高い」オンラインファクタリングですが、知識不足だと思わぬ落とし穴にひっかかる可能性も。
この記事を読めば、オンラインファクタリングのメリットや利用時のポイントの理解が深まります。
仕組みやメリットを理解し、安心した取引ができるようになることでしょう。
もしオンラインファクタリングの利用を検討されている場合は、ぜひこの記事をご一読していただけますと幸いです。
目次
従来型ファクタリングの課題
ファクタリングは売掛債権(請求書)をファクタリング会社へ売却することで、支払期日前に早期現金化ができるサービスです。
銀行融資を受けづらい中小企業や個人事業主の資金調達方法として注目されており、近年利用者も増加傾向にあります。
しかし、ファクタリングの利用者が増える中で、いくつかの課題が発生。
従来のファクタリングは、ファクタリングの申込みや契約・面談時に、直接ファクタリング会社へ足を運ぶ必要がありました。
また、必要書類の提出も来店もしくは郵送が主流であり、なにかと手間がかかるという問題も。
そのため、ファクタリングの最大のメリットである「最短即日入金」「早期現金化」にも限界が生じたのです。
また、ファクタリング会社は東京を中心とした関東圏内に多く存在し、地方の事業主にとっては利便性が低いという課題も・・・。
そこで、これらの問題を解決するべく「オンラインファクタリング」が登場しました。
オンラインファクタリングとは
オンラインファクタリングとは、「ウェブ上ですべての手続きが完結する売掛債権買取サービス」のことを指します(※1)。
従来のファクタリングでは、必要書類をファクタリング会社へ持参して対面で面接を行ったり、審査通過後の契約時も再度ファクタリング会社へ足を運び署名をしたりと、手間がかかりました。
来店不要で契約できるファクタリング会社も存在しますが、必要書類や契約書は郵送でのやりとりが必要であり、書類の管理や郵送する手間があるという状況でした。
対してオンラインファクタリングは、書類のやりとりをメールやLINE、チャットワーク等のオンラインツールで行います。契約時の署名も、クラウドサイン等の電子署名を使用することで、完全オンラインでの契約を可能としました。
オンラインファクタリングでは手続きが簡略化されることで、よりスピーディーな資金調達が可能であり、またファクタリング会社の運営コストが少なくなるため手数料も安く抑えられるというメリットがあります。
(※1)一部のファクタリング会社では「クラウドファクタリング」という名称を使用している場合もありますが、オンラインファクタリングと同義です。
従来型とオンラインファクタリングの違い
従来型ファクタリングはファクタリング審査において、ファクタリング会社独自のマニュアルに沿って担当者が審査をしています。担当者も人間であるため、担当する人により多少の誤差が生じるでしょう。
対し、オンラインファクタリングはAI審査によるスコアリング化が主流であり、提出された書類の内容を元にファクタリング契約の可否や条件が判断されます。
結果に誤差は生じにくく、審査時間もかなり短縮されますが、やや審査は厳しくなる傾向に。
また、オンラインファクタリングは、従来型ファクタリングと比較すると、提出書類や契約・手続きに関する手間も少なく、審査時間もかなり短縮されています。
そのため、オンラインファクタリングは即日入金の可能性が非常に高く、その上数十分~数時間とさらに早い現金化も期待できるのです。
オンライン上ですべての契約・取引が完了するため、遠方の事業主でも即日入金できる可能性は高く、非常に利便性が高いと言えるでしょう。
オンラインファクタリングでは面談は必須ではなく、行われない場合も珍しくありません。
しかし、面談がない点はメリットにもデメリットにもなり得るもの。
面談がないが故に、利用会社の詳細な状況がわからずファクタリング条件が厳しくなったり、利用者の不安や疑問が払拭できないまま契約することになったり・・・。
可能であれば、オンラインツールを用いた面談を行うことをおすすめします。
オンラインファクタリングの流れ
オンラインファクタリングが採用している方式としては、ほとんどが2社間ファクタリングであり、自社とファクタリング会社の2社間で契約が完結することが多いです。
①ファクタリング会社へファクタリングの利用を申し込む
(必要書類は写真やスキャンデータで送付)
②自社とファクタリング会社でクラウド契約を結ぶ
(契約書のサインは電子署名で行い、契約書はデータで送付される)
③売掛金買取額(売掛金-手数料)がファクタリング会社から自社へ支払われる
④⑤売掛先から売掛金が支払われたら、ファクタリング会社へ入金する
オンラインファクタリングの最大の特徴は、申し込みから契約までのすべてをウェブ上で完結する点です。
通常のファクタリング利用時と比べ、書類郵送やファクタリング会社へ行く手間がなく、手続きが簡略化されています。
オンラインファクタリングのメリット
オンラインファクタリングのメリットは以下の5点です。
- 時間的・空間的な手間が少ない
- 手数料が安い
- 資金調達スピードが速い
- 24時間どこからでも申し込みが可能
- 必要書類が少ない場合がある
1,時間的・空間的な手間が少ない
オンラインファクタリングの最大のメリットは、時間的・空間的な手間が少ないことです。
従来のファクタリングでは、面談や書類審査、契約時などファクタリング会社へ実際に足を運ぶ必要がありました。来店不要なファクタリング会社であっても、必要書類の郵送が必要であり、通常業務に加えてファクタリング手続きに関する作業が必要となることが多々ありました。
しかしオンラインファクタリングでは、必要書類はデータで送付可能、契約に関しても電子署名で可能と、移動することなくファクタリング契約を結ぶことができます。
日々忙しく働くビジネスマンにとって時間は大変貴重ですよね。従来のファクタリングであれば必要とされていた時間を、自社の事業のために使えるのは魅力的なのではないでしょうか。
2,手数料が安い
オンラインファクタリングは2社間ファクタリング方式で行うことがほとんどです。2社間ファクタリングの最大のメリットは資金調達スピードが速いことですが、デメリットとして手数料が10%~30%と3社間ファクタリングと比較して高いことが挙げられます。
オンラインファクタリングでは、審査時にAIを用いる会社が多いことや、対面での対応がないためファクタリング会社自体の人件費を抑えることが可能となっています。そのため、オンラインファクタリング利用時の手数料も1%~20%と、従来の2社間ファクタリングよりも安く設定されていることが多いです。
3,資金調達スピードが速い
従来の2社間ファクタリングでも「最短即日入金が可能」であり、資金調達スピードが速いファクタリング会社もありました。
しかしオンラインファクタリングでは、AIが審査を行っているため、従来よりもさらに速い「業界最短30分」で資金調達が可能です。
ただ、資金調達に要する時間はファクタリング会社や審査方法によって異なるため、利用前に確認しておくのが良いでしょう。
4,24時間どこからでも申し込みが可能
「ファクタリングを利用したいけど、近くにファクタリング会社がない」
「日中は忙しくてファクタリング会社と連絡を取る時間が作れない」
というお悩みの声を耳にすることがあります。
オンラインファクタリングであれば、スマホやパソコンがあれば24時間どこからでも申し込みが可能です。
店舗が近くにないなどの立地的な問題も関係なく、自社に適したファクタリング会社を選択できる可能性が広がるのも、オンラインファクタリングのメリットと言えるでしょう。
5,必要書類が少ない場合がある
従来のファクタリング利用時には、登記簿謄本や印鑑証明、決算書、預金通帳、対象となる売掛先の請求書の準備が必要でした。
対してオンラインファクタリングでは、請求書と通帳のみで可能、請求書と通帳と決算書があれば可能等、ファクタリング会社によって必要書類が少なく済む場合があります。
6,小口債権に対応している
ファクタリング会社は、買取可能額を100万円~1億円と設定していることがほとんど。
なぜなら、ファクタリング会社は主な収益を手数料から得ているから。
100万円未満の買取では、審査にかかる手間は変わらないのに利益率が低いため、対応していないところが多いのです。
しかし、オンラインファクタリングはAI審査が主流であるため、審査にかかる手間も少なく、小口債権に対応している会社が多いという特徴も。
個人事業主やフリーランスなど、所有している債権額が小さな方でも利用できるというメリットがあります。
オンラインファクタリングのデメリット
24時間どこからでも申し込みができ、時間的・空間的な手間も少なく資金調達ができるオンラインファクタリングですが、以下のようなデメリットもあります。
- 信頼関係を築きにくい
- 3社間ファクタリングに対応している会社が少ない
- 審査に通りにくい
1,信頼関係を築きにくい
オンラインファクタリングは直接ファクタリング会社へ足を運ぶ必要がなく、申し込みから契約まですべてオンラインで完結するのが特徴です。
しかしその特徴が故に、会社の雰囲気や担当者の人柄を直に感じ取ることができません。そのため、自社事業の大事な資金調達をお願いしたいと思えるような会社なのかどうかの判断がしづらいと感じることもあるでしょう。
2,3社間ファクタリングに対応している会社が少ない
オンラインファクタリングは「最短30分」「最短60分」等、スピーディな資金調達が可能であることを強みとしている会社が多くあります。そのため、一般的に2社間ファクタリングを採用しています。
ファクタリング会社によっては、審査難易度や手数料が比較的低い3社間ファクタリングに対応していないこともあるので、確認が必要です。
3,審査に通りにくい
オンラインファクタリングは通常のファクタリングと比較すると、審査に通りにくい傾向があります。
オンラインファクタリングの審査は、AIを使用したコンピューター審査が中心となっているため、売掛先の信頼性が高くても、利用者に赤字決算や税金滞納などの悪い条件があると、利用できない場合もあります。
オンラインファクタリング利用時の注意点
とても便利かつ魅力的なオンラインファクタリングですが、利用する際の注意点がいくつかあります。以下に、オンラインファクタリング利用時の注意点やポイントを説明します。
- 信頼できる会社かどうか
- 面談に応じてもらえるかどうか
- 高額債権に対応しているかどうか
1,信頼できる会社かどうか
従来のファクタリング同様、悪質業者でないかどうかの判断は重要となってきます。
以下のような項目を確認し、信頼できる会社か判断しましょう。
- 代表者氏名、固定電話の有無、創業年数
- 対応可能な窓口の担当者の有無
- 十分な説明のうえ契約を進めているかどうか
2,面談に応じてもらえるかどうか
オンラインファクタリングの魅力は、対面での面談が不要ということです。
しかし、初めてファクタリングを利用する場合は、直接話が聞けないことでかえって不安を覚えることもあるのではないでしょうか。
オンラインと窓口両方に対応している会社では、電話やzoom等を使用したオンライン面談を行っている会社もあります。オンライン対応のみの会社では、面談に応じてもらえない可能性もありますので、利用時には面談が可能かどうかも合わせて確認するといいでしょう。
また、オンライン面談を行うことで審査が柔軟になる可能性もあります。
オンラインファクタリングは面談不要かつAI審査でスピーディーな対応ができる反面、審査の柔軟性にかけるというデメリットがありました。
そのデメリットを解消できるのが「オンライン面談」。
オンライン面談に応じてもらえるファクタリング会社であれば、AI審査では判断が出来ない利用会社の状況や代表者の人柄などの評価ができます。
そのため、面談を行わないオンラインファクタリングよりも、好条件でのファクタリング契約が期待できるでしょう。
3,高額債権に対応しているかどうか
AIによる手続きの簡素化や企業規模などを理由に、オンラインファクタリングでは、億を超える高額債権に対応していない会社も多く存在します。
希望金額が大きい場合は、あらかじめ高額債権に対応している会社の選択をするか、従来型のファクタリングサービスの利用がおすすめです。
オンラインファクタリングはこんな人におすすめ
ここまでオンラインファクタリングのメリットやデメリットを解説してきました。
オンラインファクタリングはどんな方にもおすすめできますが、特にオンラインファクタリングのメリットを最大に活かせるのは、以下のような方です。
1,低手数料で早急な資金調達が必要
オンラインファクタリングの強みは、なんと言っても「超早期現金化」と「低手数料」。
従来のファクタリングよりも、より早く「即日」「数十分~数時間」で資金調達したい方には特におすすめです。
また、手数料に関しても2社間ファクタリングで1%~20%未満と比較的低い手数料で利用ができるため、コストを抑えたいという方にもおすすめ。
オンライン上でのやり取りに抵抗がない場合は、オンラインファクタリングの利用をおすすめします。
2,地方の事業主
オンラインファクタリングは地方の事業主にもおすすめです。
従来型のファクタリングでは、移動時間や移動費がかかるが故に利用をためらってしまっていたようなケースでも、オンラインファクタリングであれば問題ありません。
来店や出張の必要もなく、会社や自宅にいながらでもパソコンやスマートフォンひとつあれば、いつでもどこからでもご利用可能です。
今まで「遠方だから」とファクタリングの利用を諦めてしまっていた方も、オンラインファクタリングなら利用可能です。
3,個人事業主・フリーランス
個人事業主やフリーランス等、所有している売掛債権が少額であるという方にも、オンラインファクタリングはおすすめ。
従来型のファクタリングは小口債権に対応していなかったり、対応していたとしても手数料が割高であったりという問題がありました。
オンラインファクタリングは小口債権の買取りにも対応している会社も多い上に、手数料も低く抑えることが可能。
個人事業主やフリーランスの方でも利用しやすいサービスであり、おすすめとなっています。
オンラインファクタリングのまとめ
オンラインファクタリングとは、申し込みから契約まで完全オンラインで完結するファクタリングのことです。その多くは2社間ファクタリング方式を採用しています。通常の2社間ファクタリングよりも資金調達スピードが速く、契約時の手間が少ないのが魅力です。
オンラインファクタリングのメリット
- 時間的・空間的な手間が少ない
- 手数料が安い
- 資金調達スピードが速い
- 24時間どこからでも申し込みが可能
- 必要書類が少ない場合がある
オンラインファクタリングのデメリット
- 信頼関係を築きにくい
- 3社間ファクタリングに対応している会社が少ない
- 審査に通りにくい
よって、このような状況でおすすめの資金調達方法です。
- 自社に適したファクタリング会社が近隣にない場合
- 日中多忙で時間がとれない場合
- 手数料を抑えたうえで速く資金調達をしたい場合
対面でしっかりと信頼関係を築きたい場合は通常のファクタリング、コストパフォーマンスや資金調達のスピード感を重視したい場合はオンラインファクタリングといった形で、自社の経営状況に応じて使い分けると良いでしょう。