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ファクタリングで支払いサイトを短縮|ファクタリングと支払いサイトの関係性と入金額の違いを解説!

2022年12月15日

経営者の方なら「この売掛金をもう少し早く現金化したいな」と思った経験がある方は多いのではないでしょうか?
その場合、所有している売掛債権を早期現金化できるファクタリングサービスは、非常に有効です。
ファクタリングは利用ハードルの低さと、売掛債権の早期現金化ができるというメリットから近年利用者が急増してきています。
支払いサイトの短縮により、資金繰り改善を見込めますが、利用時には手数料が発生します。
ファクタリングを利用する際の手数料は、売却する売掛債権の支払いサイトに左右されるもの。
この記事では、ファクタリングと支払いサイトの関係性や支払いサイトによる入金額の違いを解説します。
ぜひ最後までお読み下さい。

ファクタリングは支払サイトを短縮できる

ファクタリングは、中小企業や個人事業主が所有する売掛債権をファクタリング会社が買い取ることで、本来の支払日よりも前に現金化ができるサービスです。

支払い予定日を待たずとも早期現金化ができるため、支払いサイトを短縮することができます。
また、ファクタリングで調達した資金は、使用用途に制限がないため、自由に使うことが可能となります。

支払いサイトの短縮は資金繰り改善に繋がる

売掛金は帳簿上売上にはなりますが、まだ現金化されていない状態であり、自由に使える資金にはなりません。
多額の売掛金を抱えている場合、売上はあるにも関わらず、現金化前に仕入れ費や人件費の支払いをしなければならず、資金繰りが難しくなる場合もあるでしょう。
支払いサイトが長ければ長いほど入金までの時間も長くなります。
売上があるにも関わらず、日々の支払いを行うことができずに生じてしまうのが黒字倒産。

ファクタリングは支払いサイトの短縮が可能であり、手元に自由に使える資金が増えるため、資金繰りの改善につながります。

また、借入と異なり負債になることもなく、入金速度も最短即日~1週間程度と、数多くある資金調達手段の中でも最速です。
ファクタリングで早期現金化した資金を使って、新規事業や大型発注などにも対応できるようになり、事業拡大のチャンスに繋がることも。

ファクタリングと支払いサイトの関係性

そもそも「支払いサイト」とは、商品やサービスを提供したあとに代金が支払われるまでの期間のこと。
支払いサイトは、支払期日を起算日として計算するのが一般的であり、30日サイト、60日サイト、90日サイトなどが存在します。
例えば、月末締め翌月末払いなら約30日後の支払いになるため30日サイト、月末締めの翌々月払いなら60日サイト、といった感じで表現されます。

ファクタリングは、支払いサイトの長い売掛債権ほど手数料は高く、入金額は少なくなります。
支払いサイトが長いということは、売掛金の支払期日までが長いということであり、それだけ倒産や経営悪化の可能性が高くなるため、手数料も高い傾向に。
支払いサイトの長さにより、一般的に「売掛金×割引率÷日数」で手数料の計算が行われます。
とは言え、支払いサイトが長い売掛債権ほどキャッシュフローは苦しくなるため、ファクタリングを利用したいと感じる方も多いはず。
手数料を多く支払ってでも早期現金化をするべきかどうかの判断が必要となるでしょう。

支払いサイトが120日の場合

ここからは、実際に支払いサイト別に手数料の計算をしていってみましょう。

<120日サイトの売掛金1,000万円を手数料5%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料5%÷365日)×120日サイト=164,384円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料164,384円=9,835,616円が実際入金される額となります。

<120日サイトの売掛金1,000万円を手数料10%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料10%÷365日)×120日サイト=328,767円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料328,767円=9,671,233円が実際入金される額となります。

支払いサイトが90日の場合

90日サイトは、月末締めとすると3か月後に支払われる条件の売掛債権です。

<90日サイトの売掛金1,000万円を手数料5%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料5%÷365日)×90日サイト=123,288円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料123,288円=9,876,712円が実際に入金される額となります。

<90日サイトの売掛金1,000万円を手数料10%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料10%÷365日)×90日サイト=246,576円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料246,576円=9,753,424円が実際に入金される額となります。

支払いサイトが60日の場合

60日サイトは、月末締め翌々月払いに支払われる条件の売掛債権です。
ファクタリングの中で最も利用率が高いのが、この60日サイトの売掛債権。

<60日サイトの売掛金1,000万円を手数料5%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料5%÷365日)×60日サイト=82,192円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料82,192円=9,917,808円が実際に入金される額となります。

<60日サイトの売掛金1,000万円を手数料5%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料10%÷365日)×60日サイト=164,384円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料164,384円=9,835,616円が実際に入金される額となります。

支払いサイトが30日の場合

30日サイトは、月末締め翌月払いに支払われる条件の売掛債権です。

<30日サイトの売掛金1,000万円を手数料5%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料5%÷365日)×30日サイト=41,095円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料41,095円=9,958,905円が実際に入金される額となります。

<30日サイトの売掛金1,000万円を手数料10%で売却する場合>
(売掛金1,000万円×手数料10%÷365日)×30日サイト=82,190円が手数料。
つまり、売掛金1,000万円-手数料82,190円=9,917,810円が実際に入金される額となります。

ファクタリングは支払いサイトが短い方が入金額が多くなる

手数料5%で支払いサイト120日の場合は入金額9,835,616円、支払いサイト30日の場合は入金額9,958,905円であり、同じ売掛金を売却した場合でも支払いサイトが違うだけで、約12万円の差が生じます。
また、手数料10%の場合は120日サイトと30日サイトでは約25万円もの差が生じることになります。
手数料が高い場合には、差はもっと大きくなることに。

早期現金化したいからと言って、支払いサイトの長い売掛債権の売却ばかりしていたら、資金繰りの改善どころか、むしろ資金繰りが悪化してしまう可能性もあります。

支払いサイトの長い債権をファクタリングしたい場合の対策

とは言え、支払いサイトの長い売掛債権をどうしても売却したいという場合もあるでしょう。
その場合は、なるべく信用度の高い売掛先の売掛債権や取引歴が長い売掛先の売掛債権を売却することをおすすめします。
信用度の高い売掛先とは、大手企業や国や地方団体など倒産の可能性が非常に低いと判断できる売掛先のこと。
支払いサイトは変えられませんが、信用度の高い売掛債権であれば手数料を抑えることができます。
手数料を抑えられれば売掛金額から差し引かれる金額を抑えることができ、その結果入金される金額は多くなります。

ファクタリングと支払いサイトの関係性のまとめ

ファクタリング条件と支払いサイトは、密接に関係しています。
支払いサイトが長ければ長いほど、売掛金額から差し引かれる金額は大きくなり、実際に調達できる入金額は少なくなります。
そのため、120日サイトのように長期の支払いサイトの売掛債権を売却することは、あまりおすすめできません。
支払いサイトが異なる売掛債権を複数持っている場合は、支払いサイトの短いものから利用するのが良いでしょう。

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