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ファクタリングの悪徳業者を避けるポイント!優良業者の選び方も解説

2025年1月29日

ファクタリングは資金調達手段として大変有効なものですが、その一方でファクタリングに関連した悪徳業者が存在するのも事実です。

それらの事例を見聞きしたことでファクタリングは危険だ・あぶないなどとする声も聞かれます。

しかしファクタリングは合法的な資金調達であり、売掛債権の活用は政府もこれを推奨しているものです。

この記事では悪徳業者の手口や悪徳業者を疑うべきポイントを詳しく解説します。

悪徳業者からの被害を避け、優良な業者を選ぶ参考にしてください。

悪徳ファクタリング業者の手口事例

悪徳なファクタリング業者、もしくはファクタリング会社を装った悪徳業者はどのような手口を使うのでしょうか。以下で4つの事例をみてみましょう。

法外に高い手数料を取る

一般的なファクタリング会社の手数料の相場は、売掛金の1〜20%程度です。しかし悪徳業者は20〜30%以上という高い手数料を要求する場合があります。
相場を知らずにそのまま支払ってしまうと、売掛金の額よりもかなり低い現金を受け取ることになり、資金繰りの悪化を招く原因になります。

ファクタリングを装い違法な貸付をする

主に闇金業者などにより行われる手口です。表向きはファクタリング業者と見せかけて、実は「金貸し」だったという事例は少なくありません。
「売掛金を買い取ります」と言いながら契約書には「債権譲渡契約」であることが記載されておらず、実際には売掛金を担保とした貸付を行うケースが多いものです。
こうした業者はあくまでこれは融資でなくファクタリングだと言って客を騙し契約させます。
最初にファクタリングとして勧誘しておいて、途中から「ファクタリングより手数料が安い融資がある」などと言い融資の契約に持って行く悪徳業者の例もあります。

買戻請求特約を記載する

通常のファクタリング契約ではノンリコース(償還請求権なし)で結ぶ事が多いものです。これにより、購入した売掛金を回収するためのリスクはファクタリング会社が負うことになり、万一回収不能になってもファクタリングの利用者は買い戻しを請求されません。
しかし悪徳業者はノンリコース契約を結ばず、「買戻請求権」や「償還請求権」を求める設定を設けておきます。これらが設定されると売掛金が回収不能となった場合には、ファクタリング利用者が売掛金を買い戻さなければならなくなったり、回収不能になった分の代金を支払わなければなりません。
契約内容に買戻請求権や償還請求権が含まれるとそれはファクタリング(売掛債権の譲渡)ではなく、売掛金を担保とした貸付になります。
そのため、貸金業登録のないファクタリング会社(ヤミ金)がこうした契約を行うことは違法です。

給与ファクタリングを行う

個人の給与に対しファクタリングと称して、給与(個人の賃金債権)を担保にしてお金を貸し付ける悪徳業者の事例もあります。
給与ファクタリングは事実上「融資」とされており、ファクタリングではありません。
貸金業法で禁止されている違法行為にあたります。
被害事例の中には、法外な手数料(利息)を要求し、払えない場合にはしつこく電話をかけてくる・自宅や職場に押しかけてくるなど厳しい取り立てを行うケースが多く報告されています。

悪徳業者を疑うべきポイント

悪徳ファクタリングには共通する特徴があります。これらの特徴を持つ会社は悪徳業者である可能性が高いため注意が必要です。

会社の事業所・固定電話・公式サイトがない

事務所などの事業所がなく、連絡先が携帯電話であり公式サイトも用意していないような業者は、悪徳業者である可能性が大変高いといえるでしょう。
事業所・固定電話・公式サイトは事業を営むならば最低限用意しているものです。それもないというのは、真っ当な業者ではないということを示しています。
ヤミ金業者などでは架空名義で契約されたいわゆる「飛ばし」携帯を使用することも多いものです。
折り返し先の固定電話を聞いても教えてもらえない場合は、悪徳業者を疑うのが賢明です。

契約書がない・契約内容が不適切

ファクタリング契約の場合、一般的に「債権譲渡契約書」を作成します。しかし契約書の作成がない場合や「金銭消費貸借契約」となっている場合は悪徳業者であると考えられます。
「金銭消費貸借契約」とは融資の契約でありファクタリングではありません。このような契約を求められるのは大変怪しいケースだと言ってよいでしょう。
また、契約書に「買戻請求権」「償還請求権」の規定がある場合も利用者に不利な条件です。通常のファクタリングではノンリコース(償還請求権)なしの契約が結ばれています。
契約書の控えを渡さない・確認事項を多くして利用者に不利な条件をわかりにくくするなどの業者も危険です。

「審査なし」を前面に押し出している

ファクタリングでは、買い取った売掛債権の回収リスクを負うことになるため、ファクタリング会社は必ず事前審査を行います。それを行わないというのは悪徳業者である可能性が高いものです。
売掛先から代金が回収できない場合には、ファクタリングの利用者に売掛金の買い取りや代金の支払を求めてくる可能性があります。

ファクタリングではなく融資を勧める

ファクタリングの相談に行って融資を勧める会社にも注意しましょう。
厳密に言えば貸金業登録があればファクタリング業者でも融資はできます。しかしファクタリングと言って勧誘しておきながら融資を勧めてくるのは怪しいと考えるべきです。
詐欺の場合はファクタリングのつもりで契約をしてもあとで契約書を見た融資の契約だったということもあります。契約の際は契約書の内容をよくよく確かめてから締結しましょう。

消費税や不透明な手数料を要求する

ファクタリング契約では通常請求されない「消費税」「事務手数料」「管理費」などの名目で費用を請求する業者は違法・悪徳業者の可能性が高いです。
ファクタリング契約では消費税は発生しません。

保証人や担保を請求する

ファクタリングでは保証人・担保ともに不要です。それなのに保証人や担保を求めてくるのは、実は融資契約であるおそれが強いです。
保証人・担保提供を求める会社との契約は避けましょう。

優良ファクタリング会社を選ぶポイント

悪徳業者を避け、優良なファクタリング会社を選ぶためには、次のようなポイントをおさえておくことをおすすめします。

口コミが良い会社を選ぶ

口コミや評判はファクタリング会社選びの重要な指標の1つです。ファクタリング会社に問い合わせをする前に、会社の口コミやレビューを調べておきましょう。
手数料や契約内容が透明だというコメントが多い会社は信頼度が高いものです。逆にトラブルの報告が多い業者は避けましょう。

サイトに買い取り実績や手数料率の公開がある

優良なファクタリング会社は公式サイトを持ち、過去の実績や手数料率を公表しています。このような情報が明確にされていれば、初めての利用でも安心できる可能性が高いものです。
手数料は「1〜10%」など具体的にされているとより安心材料となります。

正式な契約書があり控えを提出する

契約時に正式な契約書を提示し、その控えを渡してくれる会社は信頼性が高いといえます。契約書に手数料・売買の詳細・支払期日などが明確に記載されていることを確認してください。
契約書がない、または口頭の説明だけで進めようとする業者は避けましょう。

固定電話・オフィスを置き住所や代表者名を公開している

自社の住所や代表者名を公式サイトで公開している会社は透明性の高い信頼できる会社といえます。これらがない場合は悪徳業者ではないかと疑うのが賢明です。

見積書に費用が具体的に記載されている

見積書に手数料やその他の費用が具体的に書かれているかは必ずチェックしましょう。「手数料」と一括りにされている場合は、不透明な追加費用が発生する可能性が高いです。
費用項目を明確にした概算書を提案する業者が優良な業者です。

スケジュールが明確である

優良なファクタリング会社は審査から入金までのプロセスを詳細に説明・提示してくれます。
明確な入金・支払期日がわからない業者にはリスクがあります。そのような業者とは契約を避けるようにするのが安全です。

ファクタリングの悪徳業者に関するまとめ

ファクタリングは合法で政府も推奨する、売掛債権の有効活用です。しかし一部に悪徳業者が存在することも事実であり、被害の報告がけして少なくはありません。

そのためファクタリングを危険する人も多いようですが、ファクタリングには資金調達までが早い・赤字でも利用できる・融資ではないので信用情報に傷がつかないなど多くのメリットがあります。悪徳業者を避け、優良業者を選べば会社の資金繰りに大いに役立つことでしょう。

悪徳業者はファクタリングを装い融資をさせる・法外な手数料を取る・売掛債権の回収リスクを負わないなどの特徴があります。

契約前には会社の情報を前もって調べておき、見積もりや説明の際には本記事で解説したようなチェックポイントを押さえておいて、怪しいと思う契約はけして結ばないようにしてください。

契約書の内容は隅々までチェックすることをお勧めします。「貸借」「担保」「保証人」「消費税」などの文言にはとくに注意してください。

ファクタリングの利用は年々増えており、今や一般的な資金調達方法になりつつあります。利点の多い手段ですので、優良な業者を選んで、安全に活用しましょう。

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