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対面不要のファクタリングはある?オンライン形式のサービス概要について解説
2024年6月22日
ファクタリングはお手持ちの売掛債権を売却することで、従来よりも早めに資金調達するサービスです。
借金ではないので決算書類の印象がネガティブにならないですし、返済義務もありません。
ところで従来のファクタリングでは、審査の過程で面談がありました。
基本的に来店して、担当者と話をしなければなりません。
ただ本業が忙しければ、なかなかファクタリング業者に足を運ぶのが難しいでしょう。
しかし近年、対面不要のオンラインファクタリングも出てきています。
目次
対面不要のファクタリングについて紹介
対面不要のファクタリングサービスとはどのようなものかについてまずは見ていきましょう。
簡単に言えば、Web完結型の商品のことです。
申込から入金まで一連の流れをオンラインでできるので、対面不要なわけです。
オンラインファクタリングとは?
対面不要のサービスは、一般的にオンラインファクタリングと言います。
文字通り、オンラインで一連の流れが完結するサービスのことです。
申込から入金に至るまで、すべてネット上で完結します。
審査は提出した書類をベースに判断します。
よって対面不要なわけです。
従来の方式と比較して、オンラインのほうが審査はスピーディだと言われています。
最短即日振込のところもあるので、今すぐ現金が必要な喫緊の問題の際に重宝するでしょう。
オンラインファクタリングの普及の背景とは?
そもそもファクタリングそのものが、急激に産業界で普及しています。
自分たちが保有する売掛金を譲渡・売却することで、運転資金を確保できるからです。
銀行融資の場合、下手すると1か月程度融資が下りるまでに時間がかかるかもしれません。
ファクタリングは一般的な銀行融資と比較して短期間で振込が実行されます。
短期かつ少額の資金調達において利便性が高いので、普及しているわけです。
従来の方式では、面談が審査の過程の中で必要でした。
しかし法人代表者の中には、本業でオフィスに張り付いていなければならないケースもあるでしょう。
また外回りで、なかなか営業時間内に業者を訪問できないケースも出てくるはずです。
オンラインファクタリングは対面不要で手続きできます。
従来よりも自分のスケジュールを優先しつつ資金調達できるので、利用者が増えているわけです。
近年では地銀とオンラインファクタリングが業務提携して、商品提供する動きも顕著です。
地銀の潜在的な顧客の小口資金調達ニーズに応えられます。
従来の銀行融資の補完的な立ち位置として、ファクタリングを重視する動きが見られます。
オンラインファクタリングの申込方法
オンラインファクタリングは本当に対面不要で利用できるのか、一般的な手順について見ていきましょう。
まずは申込です。
業者のホームページに専用の申込フォームがあるので、必要事項を入力して送信しましょう。
中にはLINEなど、汎用的なツールでも申込可能な業者も見られるようです。
ファクタリングを利用するためには売掛債権のあることを証明する書類など、必要書類もあわせて提出します。
オンラインの場合、撮影した画像データをアップロードするなどで提出する形になるでしょう。
Web申込なので、24時間好きな時にいつでも申し込みできるのは魅力です。
申込が受理されると、審査が実施されます。
審査は提出された書類をもとに、AIが判定しているところも少なくありません。
AIなので人が審査するよりも圧倒的にスピーディです。
ただしAIが審査を担当するので柔軟性が低い点は無視できません。
入力ミスや変換ミスなどで内容が矛盾すると判断されれば、それだけで否決される可能性もあります。
申込フォームが完成したら見直して、入力ミスや不備がないか確認しておくと良いでしょう。
問題なければ、契約手続きに進みます。
オンラインファクタリングではクラウドサインなど電子契約で、これまたWeb上で行えます。
電子契約はその場で手続きできるので、即日入金にも対応できるわけです。
郵送のように何日もかける必要がないからです。
ただし電子契約の有効性は、きちんと検証してください。
電子署名やタイムスタンプを採用しているところであれば、のちに契約書の買い残も行えません。
安全性を担保する方式で契約できるか、業者のホームページなどで確認してください。
対面不要のファクタリングを利用するメリット
対面不要のオンライン方式のファクタリングには、さまざまなメリットがあります。
主なものとして、以下のようなポイントが考えられます。
1.窓口に出向く必要がない
2.対面不要で勧誘の心配なし
3.日本全国どこからでも利用可能
4.手数料が低め
なぜ上で紹介した点がメリットになるのか、以下で見ていきましょう。
1.窓口に出向く必要がない
業者の窓口に行く必要がなく、対面不要なのはオンラインの大きなメリットです。
本業が忙しくてなかなか店舗に足を運べない人でも、すぐに利用できます。
またWeb上で手続きが完結するのも、大きな利点と言えます。
郵送のやり取りのように何日も時間をかけた手続きが不要です。
円滑に資金を確保したいと思っている法人の代表者にはおすすめの手法です。
2.対面不要で勧誘の心配なし
オンラインファクタリングは対面不要なので、相手からしつこい勧誘を受ける必要がありません。
悪徳業者の中には、こちらが断ろうとしても聞き入れてくれない場合も一部あるようです。
そして強引に不利な条件の契約に同意させようとするわけです。
しかしオンラインであれば、相手との対面不要になるのでこのような無理な勧誘を受けることもありません。
相手の顔を見ずに契約やキャンセルができるので、利用する側からすれば心理的なプレッシャーを感じずに済みます。
3.日本全国どこからでも利用可能
オンライン形式なら、ネット接続する環境さえ整っていればどこからでも申し込みできるのもメリットの一つです。
日本全国どこからでも申し込みできれば、選択肢も広がります。
より自分の希望する条件に近い業者も見つかりやすいわけです。
ファクタリング会社の本社の分布を見てみると、首都圏や関西圏などの大都市圏に集中しがちです。
地方の法人の場合、近くにファクタリング業者の店舗がない場合も出てくるでしょう。
しかしオンラインであれば、遠方でも申し込めるので地方のハンデを払しょくできます。
対面不要なので、面談のためにわざわざ時間とお金をかけて相手の事業所に出向く必要もありません。
4.手数料が低め
オンラインファクタリングは従来方式と比較して、手数料が低めに設定されているのもメリットの一つです。
その理由は、店舗の運営コストを大幅に圧縮できているからです。
店舗を構える必要がないので、店のランニングコストをカットできます。
さらに先に紹介したようにオンラインファクタリングでは、AIが審査判定を行うのが一般的です。
ということは審査にかける人的リソースを省け、人件費の圧縮もできます。
オンラインの場合、2社間が一般的です。
従来は2社間の手数料は10〜20%前後が相場でした。
ところがオンライン形式であれば、2社間でも10%を切るような低率の手数料で運営が可能です。
対面不要のほうが本当に良い?対面がおすすめのケースとは?
対面不要のオンラインファクタリングであれば、店舗に出向く必要がありません。
AIによる審査など手続きもスピーディなので、即日現金化も可能です。
しかし対面不要がどのようなケースでもメリットだらけかと言えば、そうとも言い切れません。
中にはむしろ対面で話をしたほうがおすすめのケースもあります。
具体的には以下で紹介するケースが該当します。
1.審査の結果が微妙
2.初めてファクタリングを利用する
3.心配性な人
以上で紹介した項目に該当するなら、面談のあるサービスを利用することも検討してください。
1.審査の結果が微妙
自分たちのスペックでは審査クリアできるかどうか微妙、確証が持てない場合には面談のあるサービスを利用するのも一考です。
担当者と直接話をすることで、自分たちの置かれている状況について直接事情説明できるからです。
なぜファクタリングを利用しなければならないのか、いくら現金が必要なのかなど説明できます。
AIではなく人間が判定するのも、面談の特徴です。
AIなら容赦なく切り捨てられるところも、生身の人間であれば相手の事情を聴いたうえで柔軟な対応も期待できます。
たとえば100万円現金が必要で、対面不要のファクタリングを利用したと仮定します。
対面不要でAIによる審査で95万円という判定が出れば、それまでです。
しかし面談の場合、95万円という審査結果でも粘れば100万円で買い取ってくれる可能性も出てきます。
2.初めてファクタリングを利用する
初めてファクタリングを利用する場合、面談方式のサービスを利用したほうが良いでしょう。
担当者と話をしながら、手続きを進められるからです。
初めてサービスを利用する際には、いろいろと不安なこともあるはずです。
「本当に現金を手にできるのか?」「後で返済を求められることはないのか?」など不安も尽きないでしょう。
わからないことや不安なことを面談があれば、直接質問をぶつけられます。
もし相手の回答に納得できれば、憂いなく契約書にサインできるでしょう。
保有する売掛債権によっては、何千万や1億を超えるような大口の売掛金もあるでしょう。
このような大きなお金が動くような契約の際には、直接相手と話をしながら契約したほうが安心と思う人もいるはずです。
3.心配性な人
オンラインで申し込む場合、すべて自分で手続きしなければなりません。
「必要書類で何か見落としていないか?」「勘違いして間違った書類を出していないか?」と心配になる人もいるでしょう。
心配性であれば、対面不要ではなく面談ありのファクタリングを利用するのがおすすめです。
オンラインの場合、もし書類に不備があれば、その時点で契約を断られる可能性があります。
一方面談形式であれば、「こちらの書類が見当たりません…」と不備があっても指摘してもらえるわけです。
再度書類を提出しなければならないので、現金化するまでに時間はかかります。
しかし不備の段階で契約がキャンセルされる事態は回避できるので、手続きに不安のある人は面談ありのサービスを利用しましょう。
対面不要のファクタリングのまとめ
ファクタリング利用者の増加で、サービスも多種多様に分かれつつあります。
オンライン形式で、対面不要で入金までお願いできるようなサービスも見られます。
対面不要なので、相手の店舗に足を運ぶ必要がありません。
対面不要で遠方の業者にも申込が可能になりました。
しかし中には、むしろ面談を受けたほうが審査に有利に働くケースもあります。
今回紹介した内容を見直して、自分たちにはどちらのほうが適しているか慎重に判断してください。