お知らせ

Message

スピード重視でファクタリングはどう選ぶ?注意点や選び方のコツ

2024年1月11日

中小企業や個人事業主、フリーランスの資金調達にファクタリングを選ぶ人が増えています。政府が推奨する資金調達、銀行や公的機関の融資よりもスピーディーにキャッシュを手に入れられるのがファクタリングの大きな特徴です。

それに伴い、ファクタリング業者もどんどん増えてきています。各ファクタリング会社の差別点として、スピードを重視する業者も多く、利用者側としては選び方に困る方も多くいらっしゃいます。
今回はスピード重視でファクタリングを選ぶコツや、利用するにあたっての注意点などをまとめました。

入金スピードの早いファクタリングの選び方

ファクタリングは即日資金調達ができる方法として、急に現金が必要になったときなど、現金が手元に来るまでに時間がかかる融資よりも選ぶ人が増えています。
そんなファクタリングは即日入金はもはや当たり前、中には「最短2時間」「最短30分」など、ほんのわずかな時間で入金してくれる業者もいます。

ファクタリングは融資ではなく売買契約のため、利用者本人の信用情報は開示しません。
売掛先の簡単な調査を元に行われるため、結果の提示スピードが早いといったメリットがあります。

ファクタリングには利用者と業者の2社間で取引をする方法と、そこに売掛先も加えた3社間の取引方法があります。
資金調達のスピードが早いのは利用者と業者で完結する2社間ファクタリングです。そのため、スピード感を最も重視するのであれば必然的に2社間ファクタリングを選ぶことになります。
3社間ファクタリングは売掛先も含めることから、やや複雑な手続きとなるため、どうしても日数がかかってしまいます。スピード重視でファクタリングを選ぶのであれば3社間はおすすめしません。

手続き〜入金まで最速のスピードで進めるためには、各ファクタリング業者が提示している入金スピードや審査スピードを参考にしましょう。
しかし、本当に満足できるファクタリングを選ぶのであれば、スピード面以外にも重視したいポイントがありますので、次で解説します。

スピード面以外で重視したいファクタリングのポイント

ファクタリングを利用する際は、スピード面だけではなく他の項目も気にしておく必要があります。
重要なポイントは以下の8つです。

● 手数料
● オンライン契約
● 債権譲渡登記
● 掛け目
● 買取可能額
● 乗り換え割
● アフターフォロー
● 信頼できる会社か?

これらはファクタリングによって取り扱いに差があります。
押さえるべきポイントを一つずつ解説します。

手数料

ファクタリングを利用するにあたり誰もが気になるのが手数料です。
ファクタリングには利用者と業者でやりとりをする2社間ファクタリングと、そこに取引先も加えた3社間ファクタリングがあります。
それぞれの手数料相場は2社間が5%〜20%、3社間は1%〜9%程度となっています。

相場を大きく外れた手数料は、買取が難しい債権でも柔軟に対応してもらえるメリットがある反面、悪徳業者の可能性も否めませんので、注意が必要です。

オンライン契約の有無

気になるファクタリングがオンライン契約に対応しているかどうかも確認しましょう。
一昔前はファクタリングでは対面契約が必須となっていましたが、近年ではオンラインで完結する業者も増えています。
オンライン完結のファクタリングは、必要書類をメールやFAXで送付したり、クラウドサービスを用いた契約を採用していることがあります。

対面契約が必要であれば日程調整などで時間がかかってしまいますので、どうしても資金調達までのスピード感は劣るもの。スピードが早いファクタリングを利用したいのであれば、オンライン契約に対応しているところを選ぶのが得策です。

債権譲渡登記の有無

債権譲渡登記とは、売掛債権がいつ誰に渡ったかを登記することです。
利用者側にとっては、登記費用や依頼する司法書士費用がかかったりとメリットはほとんど感じられませんが、ファクタリング業者にとっては申込者の債権の二重譲渡を防ぐというメリットがあります。

登記が必要になれば費用がかかりますので、なるべく債権譲渡登記が必要ないファクタリングを選ぶのが良いでしょう。

掛け目はあるか

利用するファクタリングに掛け目があるかどうかも確認しておきましょう。
掛け目のあるファクタリングは、請求書の額面をまるごと現金化できるわけではなく、その料率に合わせた金額のみ資金調達できる仕組みとなっています。
ファクタリングの掛け目は75%〜90%となっていることが多いです。
例えば100万円の売掛債権があり、ファクタリング会社から90%の掛け目を提示されたら90万円が資金調達できるということになります。

さらに、掛け目とは別に手数料が発生しますし、業者によっては振込手数料や別途費用が加算される場合があります。
掛け目のないファクタリングもありますので、ファクタリングを選ぶ時の一つの判断基準としておきましょう。

買取可能額

ファクタリングによって売掛債権の買取可能額にはかなり差があります。
最大で数億円まで買取してくれるところもありますが、平均値としては1,000万円〜5,000万円としている業者が多いです。
最小では50万円〜、100万円〜など。とくに少額債権を買い取ってもらいたい方は最小買取額に注意が必要です。個人事業主やフリーランスに強いファクタリングでは数万円の債権でも買い取ってくれることがあります。

乗り換え割の有無

すでにファクタリングを利用している人は、他社に乗り換えする際に割引があるかどうかも確認しておきましょう。
現在利用中のファクタリングは入金スピードが遅く不満がある…といった場合、乗り換えのチャンスです。
乗り換えによって手数料を優遇してくれるファクタリング業者は多く、現在よりも負担が軽くなるかもしれません。入金や審査スピードの早いファクタリングを探していて、現在のファクタリングから乗り換えをしたいと思っている方は、割引やキャンペーンなどもチェックしておきましょう。

アフターフォローなど

ファクタリングは資金調達のみならず、さまざまなアフターフォローを提供している業者があります。経営コンサルティングや事業マッチングサービス、経営改善のお手伝いなど。ファクタリングに頼らない強い経営基盤を固めたい方は、こうしたアフターフォローが充実しているファクタリングを選ぶのがおすすめです。

信頼できる会社か?

ファクタリングを利用する際は、信頼できる会社かどうかもチェックしましょう。
信頼できる会社かどうかは、各ファクタリングを運営する業者の公式ホームページの会社情報を確認します。
記載されている住所や電話番号は正しいものか?代表者名は記載されているか?法人がきちんと確認できるか?など、心配であればあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
以前は、給料ファクタリングというものがありましたが、これは違法です。絶対に利用しないようにしましょう。

他にも、償還請求権のある契約(リコース)を迫る会社や、担保・保証人をつける契約は融資とみなされます。貸金業の登録がないファクタリング会社の融資も違法ですので、十分に気をつけてください。

スピード重視のファクタリングの注意点

入金や審査などスピード重視でファクタリングを選ぶ時の注意点を解説します。

● 必要書類はあらかじめ用意しておく
● 審査落ちに備えて複数社に見積もりを依頼する
● 即日現金化を狙うなら早い時間に申し込みをする
● 手数料がやや高め

必要書類をあらかじめ用意しておく

各ファクタリング会社の公式サイトなどに記載されている入金スピードや審査スピードは、あくまでもイレギュラーがなく、トントン拍子で契約が進んで行った際の時間です。
少しでも入金スピードを早めるためには、あらかじめ準備をしておく必要があります。
こちら側の準備として時間がかかるものと言えば、必要書類の用意です。

ファクタリング会社によって用意する書類は変わりますが、一般的には以下のような書類が必要になります。

● 代表者の身分証明書(顔写真付き)
● 売掛先の請求書、契約書
● 入出金のある通帳のコピー
● 決算書(2〜3期分)
● 会社謄本
● 印鑑証明書

とくに、請求手続きを行う必要がある会社謄本や印鑑証明書は、早めに取得しておくと良いでしょう。
一部のファクタリング会社では申し込みや審査に必要な書類が提示されていますので、あらかじめ確認しておきましょう。

審査落ちに備えて複数社に見積もりを依頼する

スピード感を重視するときに意外と重要なのが相見積もりです。
ファクタリングには審査があります。審査は売掛先企業のチェックが主ですので、自分自身が過去にローンなどの滞納をしたことによる影響はありませんが、中には審査に落ちてしまう人もいます。
このような審査落ちに備えて、複数社に見積もりを出しておくのがベスト。
似たようなファクタリング会社があって迷っている場合でも、とりあえず見積もりを出してみて、あとから比較してみるのも一つの手です。

即日現金化を狙うなら早い時間に申し込みする

スピード重視でファクタリングを利用する場合、とくに即日現金化を狙っている人は多いのではないでしょうか。
当日入金を狙うのであれば、午前中のなるべく早い時間帯に申し込みをしておきましょう。
理想としてはファクタリング業者の営業開始のタイミングで申し込みをするのがベストです。
そのためにも、前日の夜か当日の朝にはある程度ファクタリングの目星をつけておきましょう。

手数料が高め

入金および審査スピードの早いファクタリングは、やや手数料が高めということに注意しておきましょう。
業者によっては債権の内容や売掛先によって手数料が上下しますが、中にはスピード感を重視する分、手数料を一律10%などと定めているところもあります。
「とにかく対応が早ければ手数料は気にならない」というのなら問題ありませんが、金額によっては数万円〜数十万円変わることもありますので、できれば手数料は比較しておきたいところです。

スピード重視のファクタリングまとめ

スピード重視でファクタリングを選ぶコツなどを解説しました。

とにかく早く現金を調達したいときは、即日入金に対応しているファクタリングを選ぶこと、必要書類をあらかじめ用意しておくこと、申し込みから契約まですべてオンラインで完結できる業者を選ぶことがポイントです。

入金や審査スピードの早さに加えて、手数料や債権譲渡登記の有無、掛け目、乗り換え割、アフターフォローもできればチェックしておきましょう。

また、便利なファクタリングですが、資金調達絡みのものは残念ながら悪徳業者がいるのも事実。今回記事内で解説したポイントを参考に、ぜひ優良なファクタリング業者に依頼して資金調達を成功させましょう。

その他「ファクタリング」記事

   ©2021 即日オンラインファクタリング「SoKuMo」, Inc.