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ファクタリングの審査に落ちたらどうすべき?原因と対処法について解説

2024年6月23日

ファクタリングの審査に落ちて困っていませんか。
審査落ちには相応の原因があるため、調査が必要です。
たとえば売掛先の経営状況がよくなかったり、売掛金が不良債権だったりなどの場合は、業者に対応してもらえないでしょう。
こうした事態を避けるため、買い取ってもらう予定の売掛金は入念にチェックしてください。
審査に落ちた場合は、売掛金や依頼先などの見直しが大切です。
今回はファクタリングの審査落ちに悩む方のため、その原因や対処法を解説します。

ファクタリングで審査に落ちた場合の原因7つ

ファクタリングで審査に落ちた場合、さまざまな原因が考えられます。
以下のどれかに当てはまっていないか、調べてください。

1.不良債権を提供している
2.売掛金の支払い期日が遠すぎる
3.二重譲渡をしている
4.売掛先の経営状況が健全でない
5.売掛金の売掛先が法人相手でない
6.売掛先にペーパーカンパニーの疑いがある
7.自社の社会的信用度が低い

1.不良債権を提供している

不良債権はファクタリング業者に買い取ってもらえません。
不良債権とは支払い期日が過ぎた売掛金で、資金回収が困難です。
このような売掛金を業者へ持ちかけても、審査に落ちます。
ファクタリング業者は売掛金を買い取ったあと、本来の売掛先から支払い金を回収しなければなりません。
回収に失敗すれば、業者が大きな損失を受けます。
このようなリスクを避けるため、ファクタリング業者は不良債権を買い取りません。
不良債権は支払い期日が破られているため、不健全とみなされます。
そのためファクタリング業者も、損失リスクが大きいとして、買い取りを断るのです。
企業が不良債権と知りながら、業者へ譲渡すると違法行為に問われることもあります。
以上から不良債権の取引は推奨されません。

2.売掛金の支払い期日が遠すぎる

売掛金の支払い期日が遠すぎても、審査に落ちる場合があります。
期日までの期間が長すぎると、ファクタリング業者は資金回収できない可能性を考えるからです。
たとえば支払い期日が長いと、その間に売掛先の経営状況が悪化するかもしれません。
また自然災害や金融危機のように、不測の事態で財務状況を悪くする企業もあります。
以上からファクタリング業者は、支払い期日の長い売掛金を信用しにくいのです。
売掛金の支払い期日は、長くても2か月程度が望ましいといえます。
3か月以上空いていると、審査に通りにくいと考えてください。
早めの資金調達を希望するなら、なるべく支払い期日の近い売掛金を選びましょう。

3.二重譲渡をしている

売掛金に二重譲渡の疑いがあると、審査に落ちる場合があります。
二重譲渡とは、同じ売掛金を複数の業者へ売却する行為です。
すでに譲渡が決まっている売掛金を、別の業者へ売るのは違法とされます。
譲渡不可能な売掛金を持ちかけ、不正に資金を得ることで、詐欺罪に問われることがあるのです。
企業の不正な資金調達を防ぐため、二重譲渡を警戒するファクタリング業者もいます。
仮に二重譲渡が発覚すると、業者から刑事告訴されるおそれがあります。
刑事告訴を受けた企業は、社会的信用を失いかねません。
悪い評判が広まると、事業継続も困難になります。
二重譲渡はファクタリング業者に損害を負わせるだけでなく、自社の社会的信用も失う行為なので、やめてください。

4.売掛先の経営状況が健全でない

売掛先の経営状況に問題がある場合、売掛金を買い取ってもらえない可能性があります。
ファクタリングの主な審査基準が、売掛先の信用力だからです。
経営状況がよくないと、社会的信用を評価されにくいといえます。
たとえば企業の売掛金の売却後、売掛先が倒産するケースもあります。
仮に倒産してしまうと、業者による資金回収は困難です。
この場合、業者が大きな損失を受け、経営に影響がおよびます。
売掛先の倒産による損害を防ぐため、ファクタリング業者は売掛金を慎重に審査します。
売掛先の信用力が乏しいと、売掛金の買い取りを断ることもあるのです。
売掛金の売却を検討する場合、売掛先の経営状況を調べておきましょう。

5.売掛金の売掛先が法人相手でない

売掛先が法人ではなく個人事業主だと、審査に落ちるリスクがあります。
多くのファクタリング業者は、法人相手の売掛金を主に買い取っているからです。
主要な審査基準は売掛先の信用力なので、個人事業主はその条件を満たさないことがあります。
ファクタリング業者から見れば、個人事業主の調査には制約がともないます。
たとえば法人なら、信用情報機関や商業登記簿などをもとに、信用力の検証が可能です。
しかし個人事業主は明確な情報が少ないため、業者にとって調査しにくいといえます。
こうした背景から、個人事業主相手の売掛金を断る業者もいるのです。
売掛先の個人事業主の業績がよくても、同様のケースが想定されます。
個人事業主が相手の売掛金だと業者に評価されにくく、審査落ちのリスクに注意しなければなりません。

6.売掛先にペーパーカンパニーの疑いがある

売掛先にペーパーカンパニーの疑いがあると、ファクタリングの審査を通れないリスクがあります。
ペーパーカンパニーとは登記上設立済みでありながら、活動の実態のない企業を指します。
犯罪や課税逃れのために設立されることもあり、ファクタリングではハイリスクと認識されやすいのです。
ペーパーカンパニーの疑いがある企業との取引は、普段から避けるべきといえます。
活動の実態が把握できないため、ファクタリングの審査にも落ちやすいのです。
仮にペーパーカンパニーの出した売掛金を売却すると、売掛先が支払い期日を守らないため、業者に損害を与えかねません。
活動実態の少ない売掛先だと、売掛金が不健全と判断されやすく、審査落ちの可能性があります。

7.自社の社会的信用度が低い

売掛先だけでなく、自社の社会的信用度が低いことも、ファクタリングの審査落ちの原因となります。
たとえば依頼者が個人事業主だと、社会的信用度を評価されにくいため、審査に通過できないことがあるのです。
また個人事業主は、売掛先も中小零細企業や個人事業主の場合があります。
こうした売掛先は、ファクタリング業者が健全と判断しないこともあるのです。
事業規模の小さい売掛先だと、売掛金の審査に通過しにくいといえます。
ファクタリング業者によっては、個人事業主やフリーランスへの対応が可能です。
しかし多くの業者は、法人との取引がメインで、個人事業主には対応していません。
事業規模の小ささから社会信用度が低いと判断し、依頼に応じないからです。

ファクタリングで審査に落ちたときの対処法2つ

ファクタリングで審査に落ちた場合、正しい対処法を実践してください。
別の業者を探したり、売掛金を見直したりすることが大切です。
ここでは以下の2つの対処法について、各詳細を見ていきましょう。

1.審査基準の違うファクタリング業者を探す
2.売掛金の内容を見直す

1.審査基準の違うファクタリング業者を探す

最初の対処法は、審査基準の異なるファクタリング業者を探すことです。
自社の状況に合わせて、適切な業者を見つけてください。
たとえば個人事業主の場合、小規模事業者向けのファクタリング業者へ依頼しましょう。
個人事業主への柔軟な対応や、緩い審査基準が想定されるからです。
また審査通過率の高い業者へ依頼する場合も、審査をクリアできる可能性が高くなります。
ファクタリングの審査に落ちた場合は、自社の状況に合わせて、業者を選び直してみてください。

2.売掛金の内容を見直す

ファクタリングの審査に落ちたら、売掛金を見直してください。
ここでは以下の4つのポイントを押さえましょう。

1.信用度
2.支払い期日の近さ
3.売り上げとのバランス
4.架空債権でないこと

ここでの信用度とは、売掛先の経営状況がよいことです。
彼らの経営が順調なら、一定の支払い能力も見込めるため、ファクタリング業者が審査通過を認めるでしょう。
また売掛金の支払い期日は、長くて2か月程度にしてください。
さらに月間の売り上げと、売掛金の規模とのバランスも確かめましょう。
たとえば月の売り上げが200万円なのに対し、2000万円の売掛金を申し込むと、捏造や偽造を疑われて審査に落ちることがあります。
そのため売掛金は、月の売り上げを上回らない規模が望ましいのです。
架空債権でないと証明するため、売掛先との基本契約書や、入金の証拠となる通帳なども用意してください。
売掛金の審査に落ちないため、ここまでの準備が大切です。

審査なしのファクタリングには要注意

ファクタリングの審査に落ちたあとでも、審査なしの業者の利用には注意すべきです。
そうした業者は法外な手数料を請求したり、ファクタリングに見せかけた貸し付け契約を結んだりすることがあります。
たとえば法外な手数料を支払うと出費が大きくなるため、資金調達に影響します。
また悪徳業者によっては、ファクタリングとして契約しながら、貸し付けによる返済を求めるのです。
こうした業者は、貸金業に登録しておらず、返済の請求も違法の可能性があります。
さまざまなリスクが想定されるため、審査なしの業者には注意してください。

ファクタリングで審査に落ちたときの原因や対処法のまとめ

ファクタリングの審査に落ちたら、原因を調べてください。
売掛金や売掛先に問題がないか、入念にチェックしましょう。
また別の業者へ依頼することで、審査に通過できるケースもあります。
一度審査に落ちた場合、売掛金の内容だけでなく、依頼先も見直すとよいでしょう。

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