オンライン対応のファクタリング会社の選び方｜サービス概要やメリットも解説

近年「オンラインファクタリング」という言葉をよく聞きくと思います。
この記事では
・オンラインファクタリングとは？
・オンライン対応のファクタリング会社の選び方
など「オンラインファクタリング」で失敗しないようにこの記事を参考にしてください。

ここ数年で、インターネット上で様々な手続が行える「オンライン対応」に特化したファクタリング会社が増加しています。
来店や対面での手続を必要としていた従来のサービスと比較して、オンライン特化のサービスを提供しているファクタリング会社は、利便性の高さだけでなくコスト面でも優れていることが少なくはありません。
本稿では、オンライン対応に特化したファクタリング会社のサービス概要や利用するメリット、そしてオンライン完結に対応したファクタリング会社を選ぶ際のポイントなどを解説させていただきます。

オンライン対応ファクタリング会社の特徴とは？

ファクタリングによる資金調達の流れは申込先によって一部前後することがありますが、「申込み→面談（ヒアリング）→書類提出（審査）→契約手続」と進み債権の買取が実行されます。
オンライン対応を行っているファクタリング会社では、この一部または全ての手続をオンライン上で行うことが可能です。
パソコンやスマホがあれば、オンライン対応のサービスを行っているファクタリング会社は利用可能です。
ここからは具体的にどのようなサービスを行っているのか、その特徴を含めてご紹介いたします。

申込みはWEB上から24時間いつでもOK

現在ではファクタリングに限らず公式サイトを持つ多くのサービスで、WEB上から申込みや問い合わせを行っていただくことができます。
オンライン対応を特徴としているファクタリング会社も同様であり、申込専用フォームやLINEなどを活用し24時間365日、いつでも申込手続や問い合わせが行えます。
電話や来店しての申込みの場合は、申込先となるファクタリング会社の営業時間に縛られることになりますが、オンライン申込みができれば都合の良いタイミングで手続をスタートさせることができます。

ZOOMやスカイプなどによるオンライン面談

申込手続後に行われる面談では、申込内容に関する確認や補足の質問、手続に関する説明などが行われます。
電話による面談が行われることもありますが、オンライン対応を行っているファクタリング会社では、ZOOMやスカイプなどを活用したオンライン面談が利用できる可能性があります。
オンライン面談は来店する手間が省けながらも顔を見ながら話をすることができるため、電話面談では何となく不安を感じてしまう経営者様にも安心していただけるはずです。

書類提出はアップロードで完了

融資と比べてファクタリングは、少ない提出書類で利用できることが多い資金調達方法です。
最小であれば「本人確認書類・請求書・通帳コピー」の3点だけで利用でき、多くの状況で書類提出の負担はあまり大きくならなくて済みます。

そしてオンライン対応を行っているファクタリング会社では、書類をデジカメで撮影したりスキャナで読み込んだりすることで、アップロードやメール添付による提出が可能となります。
来店しての提出や郵送を利用した提出と比較して、短時間でファクタリング会社へ書類を届けることができるため、手続の時間短縮効果も小さくはありません。

契約手続も電子契約で来店不要

オンライン対応を行っているファクタリング会社では、紙の契約書を使用せず「電子契約」による手続が利用できる可能性があります。
電子契約と聞くと安全性に不安を感じてしまうかも知れませんが、官公庁や銀行、大手企業などでも電子契約は採用されており、知名度の高い電子契約サイトを利用するなどすれば安全性も確保されます。
電子契約にもいくつかの種類がありますが、印紙代が不要になるなど紙の契約書ではないからこそ得られるメリットが存在しています。

オンライン完結可能なファクタリング会社を利用するメリット

「オンライン対応」となっているファクタリング会社でも、手続のどこまでをオンラインで行えるかは確認が必要となりますが、「オンライン完結」という意味であれば利用するメリットは非常に大きくなります。
オンライン完結型のファクタリングが、対面しての手続を必要とするサービスと比較して優れている期待の高い、4つのポイントをご紹介します。

全国どこからでも利用できる

オンライン完結型のファクタリングであれば最初から最後まで来店する必要がないため、申込先となるファクタリング会社から遠く離れていても問題なく利用していただくことができます。
ただし全国対応を行っているファクタリング会社はオンライン完結のサービスが利用できると決まっているわけではなく、出張による対応となる可能性もありますので、ご注意ください。
出張対応にもメリットはありますが費用が別途発生する可能性があり、デメリットも意識していただくことが大切です。
しかしオンライン完結型であれば、出張費は当然不要となります。

短時間で債権を現金化できる

即日で債権の現金化が可能なことは、ファクタリングを利用する大きなメリットとなります。
申込みを行った当日中に資金調達が可能となれば急ぎの状況でも頼りになりますが、オンライン完結サービスを行っているファクタリング会社を利用すれば資金調達スピードはさらに高まる期待があります。
書類提出などの手続が不備なくスムーズに進むことが大前提とはなるものの、最短であれば申込手続完了後「30分」など、高速での債権現金化も不可能ではなくなります。

手数料などのコストが削減できる

来店不要で利用できるオンライン完結ファクタリングでは、ファクタリング会社への移動費が節約できます。
さらにアップロードによる提出によって郵送代も不要となり、電子契約では印紙代も不要となります。

少額であってもコストが削減できるのはメリットとなるのは確かですが、オンライン完結の場合はファクタリングを利用する際の最大のコストとなる可能性が高い、「手数料」も安くなる期待が高まります。
手数料の引き下げが期待できるのは、オンライン完結によってファクタリング会社も人件費の節約が可能となり対応の負担も減るからであり、利用者にも還元されるからです。

オンライン完結可能なファクタリング会社の選び方

申込みから契約手続きまでをオンラインで完結できるファクタリング会社が見つかったとしても、即座に申込手続を開始するのはおすすめできません。
なぜならファクタリング会社は慎重に選ぶ必要があり、申込先の選択を間違えてしまうと期待した結果を得られない可能性があるからです。
オンライン完結可能であるとしても、これからご紹介するポイントにもご注目ください。

違法性がなく信用できる会社か？

中小企業庁は「売掛債権の利用促進」を推奨しており、金融庁はファクタリングについて「事業者の資金調達の一手段」であることを認めています。
また法的には債権の売買契約や譲渡契約に該当することも示されており、一般的なファクタリングに違法性がないことも証明されています。
しかし極稀ではあるものの、「ファクタリングを装った違法貸付」を行っている闇金融が存在していることも事実であり、申込みを考えているファクタリング会社が闇金融でないかを見抜くことも、資金調達成功へ向けての大事なポイントとなります。

闇金融や悪質ファクタリング会社の見抜き方

・貸付と判断される契約内容
・手数料が相場（2％から30％）を遥かに超えて高額

闇金融が関係している違法ファクタリングでは、売買契約であることが一般的なファクタリングを装いつつも、担保や保証人を必要としていたり、債権の支払いに関しての責任を背負わせることになる「償還請求権あり（ウィズリコース）」での契約を求めてきたりする危険があります。
どちらも許可を得た上で融資として行うのであれば違法とは言えませんが、ファクタリングを装っている場合には、無許可で貸付に該当する行為を行っている危険が高まります。

またファクタリングの手数料を制限する法律はありませんが、相場を遥かに超える手数料請求が行われた場合、利用したことで資金繰りがさらに悪化するリスクも考えられます。
手数料が高額になっている明確な理由が不明な場合には、そのファクタリング会社は信用できないかも知れません。

スムーズに連絡が取れる会社か？

オンラインに特化したファクタリング会社は、店舗を持っていない可能性があります。
そのため来店しての問い合わせができないのは仕方がないとも考えられますが、何かトラブルが発生した時に、スムーズに問い合わせが行える選択肢がある場所の方が、利用する際の安心感が高いのは間違いありません。
メールでの問い合わせのみとなっている場合には素早い回答は期待しにくくなりますので、電話による問い合わせが可能であることが理想ですが、申込みを検討しているファクタリング会社への連絡方法に、どのような選択肢があるかを確認しておくことをおすすめします。

手数料や現金化スピードに満足できる会社か？

「手数料が安い」ことや「債権の現金化スピードが早い」のは、オンライン完結ができるファクタリング会社を利用する大きなメリットです。
ただしオンライン完結が可能な全てのファクタリング会社がその期待に応えられるとは限りません。
オンライン完結型のファクタリングは早くて安いと思い込むことなく、手数料や債権現金化のスピードについての情報収集を行うことが大切です。

『オンライン対応型ファクタリング会社の選び方』まとめ

・オンライン対応を行っているファクタリング会社では、オンライン面談やアップロードによる書類提出、電子契約などによって手続を行うことが可能
・オンラインで手続が完結可能な場合、全国どこからでも利用できるだけでなく、低い手数料や1時間を切る短時間での債権現金化なども期待できる
・闇金融が関係する違法ファクタリングや高額な手数料請求に注意し、安全に利用できるファクタリング会社を探すことも大切

ファクタリングに必要な手続がオンライン上で行えることで、手続の手間を大きく削減できる可能性があります。
さらに移動費などのコストを減らすことも可能となり、債権現金化までのスピード向上や手数料を含めた費用の低下など様々なメリットが得られます。
特にオンライン完結型のサービスとなれば、そのメリットも一段と大きくなります。
オンラインに特化したファクタリングサービスは、信頼できるファクタリング会社であるかを慎重に判断した上で活用することができれば、多くの企業の資金繰り改善に役立つはずです。