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ファクタリングによる資金調達の流れは6ステップで完了!各項目での注意点も解説
2023年8月25日
資金調達スピードに優れ、審査基準の違いから融資の審査通過が難しい企業でも利用できる期待の高いファクタリングは、すでに多くの中小企業や個人事業主が資金繰りに活用しています。
ですが、まだ利用されていないという企業の経営者様の中には、手続きの流れに関して不安を感じている方も少なくないかも知れません。
しかし、あまり心配していいただく必要はありません。
本稿では申込みの前段階から債権を現金化するまでの流れを6ステップで解説させていただきますので、ぜひ最後までご一読ください。
目次
ファクタリングによる資金調達の流れ
ファクタリングを初めて利用される際に、手続きの流れについて心配されるのはごく自然なことです。
ですが、これからご紹介するファクタリングによる資金調達の流れは、融資など他の資金調達方法と比較して特に複雑ではありません。
ただしファクタリングによる債権現金化の流れは、申込みを行うファクタリング会社によって一部前後したり、省かれたりする可能性もあります。
申込先に応じた流れを理解していただくには、申込先のサイト情報や面談またはヒアリング時などにてご確認ください。
ステップ1.ファクタリング会社の情報収集
ファクタリングによる資金調達の流れで最初に行うべきは「ファクタリング会社選び」です。
ファクタリングは債権売却を行っても借り入れではないため利息は発生せず完済までに返済は不要ですが、一括での手数料の支払いが必須となります。
しかし提示される手数料は申込先によって大きく異なる可能性もあり、資金調達に必要な時間や提出書類も同じとは限りません。
つまりきちんと情報収集を行ってこそ、債権現金化による資金調達に本当に意味で成功できるのです。
ファクタリング会社の情報収集の注意点やポイント
・手数料の上限や下限の数値
・資金調達スピード(即日買取に対応可能かなど)
・買取可能な債権の額
・提出書類に関する情報
・2社間ファクタリングに対応しているか
・債権譲渡登記の必要性
・個人事業主は利用できるか
ファクタリングを利用する際の最初の流れとなる申込先選びでは、上記したような項目を確認することが大切です。手数料は下限の数値に注目しがちですが、上限が低いファクタリング会社は結果的に低い手数料で利用できる期待が高くなります。
他にも少額債権や高額債権も買取対象となっているかや、提出書類の準備に手間がかからないかも重要です。
さらに2社間ファクタリングを利用される予定であれば、対応しているかだけでなく債権譲渡登記が留保可能かもご確認ください。
また利用対象を法人のみに限定している可能性もありますので、個人事業主の方は前もって確認しておくことを推奨します。
もしサイト上に見つからない情報がある場合には、問合せを行ってみることも大切です。
ステップ2.申込手続き
申込先が決定すれば、流れとして次に行うのは「申込手続き」です。
郵送や来店など複数の選択肢から申込方法が選択できる場合、もっとも手軽でおすすめなのは「WEBからの申込み」です。
インターネットから原則24時間365日いつでも手続きが行えるため、空き時間を活用しやすく、他の手続き方法と比べて手間もかかりません。
早めに申込みを行うことで今後の流れがスムーズに進みやすくなるため、素早い資金調達を成功させるためのポイントの1つともなります。
申込手続きの注意点やポイント
ファクタリング会社への債権買取申込みを行う際には、「会社名・代表者名・電話番号・売却する債権の額」などの情報が必要となりますが、他にも売掛先との関係性や企業規模などの情報が求められることもあります。
これらの情報を入力や記載する際には、審査通過の確率を高めたい、手数料を低く抑えたいという気持ちがあったとしても、可能な限り正確な情報をご提供ください。
情報に不備がある場合、審査が長引く可能性が高まるだけでなく、信用を失い審査結果や買取条件に悪影響を与える可能性があります。
ステップ3.ヒアリング・面談
多くのファクタリング会社で資金調達までの流れの3つ目のステップとなるのは、「ヒアリング・面談」です。
申込時に提供した情報の確認や債権買取の審査に必要となる情報について質問、資金調達の流れに関しての説明などが行われます。
ヒアリングや面談は対面で行われるだけでなく、電話での対応を行っている場所もあります。
さらに最近ではSkypeやZoomを利用してのオンライン面談が可能な場所も増えています。
オンライン面談は来店の必要もなく、それでいて顔を見ながら話しができ気軽に質問も行いやすくなるためおすすめです。
ヒアリング・面談の注意点やポイント
ファクタリングは売掛先の信用力を重視した審査が行われるのも大きな特徴であり、債権の買取申込を行った企業の情報はそれほど重要ではないと言われています。
しかしヒアリングや面談時の印象が悪い場合には、債権の二重譲渡や売掛先から支払われた代金の持ち逃げなど、トラブルを引き起こす恐れを疑われることになりかねません。
申込時と同様に正確な情報を伝えることが何より重要ですが、ヒアリングや面談時にはビジネスに適した対応を行うようにも心がけてください。
ステップ4.書類提出
融資と比較して、ファクタリングを利用する際の提出書類はあまり多くないことが大半です。
ほぼ必ず必要となるのは「本人確認書類(代表者様の物)」「請求書など(売掛債権の存在を証明できる書類)」「通帳コピー(売掛先との取引に使用されている口座の物)」の3点です。
他の書類が必要になることもありますが、この3点の書類だけで利用可能な場所もありますので、申込みを行う前に提出書類も確認しておくと安心です。
書類提出の注意点やポイント
ファクタリングによる資金調達の流れの中でも、書類提出は現金を受け取るまでにかかる時間に直結しかねないポイントとなります。
提出に時間がかかってしまうと審査が開始できず手続きの流れを止めてしまう可能性があり、書類提出に不備があった際には再提出を求められることになりかねません。
また請求書などの偽造は法に触れる危険があるため、絶対に行わないようご注意ください。
ステップ5.審査
ヒアリングや書類関係の提出が完了した後の流れとして、売掛先の情報や債権の条件を中心に審査が開始されます。
審査結果は電話やメールによって通知されるのが一般的ですが、特定の方法を希望される場合はファクタリング会社に早めにご相談ください。
審査の注意点やポイント
審査を受けている間には特に行っておくべきことはありませんが、審査通過の確率向上や手数料を低く抑えるためには「売却する債権選び」が非常に重要となります。
・上場企業や公的機関など社会的信用の高い売掛先
・過去に支払いのトラブルがなく定期的な取引のある売掛先
・決済日までの残り日数が60日以内の売掛債権
上記した条件を多く満たすことができる売掛債権であれば、審査通過は難しくなく手数料に関しても期待ができます。
特に社会的信用と取引実績は重要であり、審査にかかる時間にも大きく影響する可能性があります。
なるべく決済日が遠い債権を売却したいと思われるかも知れませんが、決済日まで60日を超えるような延現金などは買取リスクが高いと判断されてしまう可能性があるため、少し注意が必要です。
ステップ6.契約手続き
無事に審査通過することができれば、債権現金化を行う上での流れとしては最後のステップとなる「契約手続き」へと進みます。
契約手続きは来店や郵送でも可能ですが、一部のファクタリング会社では「電子契約サービス」も採用されています。
電子契約サービスが利用できる場所であれば、申込みから買取実行までの全ての手続きがWEB上で完結できる「オンラインファクタリング」が利用できる可能性があります。
オンライン完結のサービスでスムーズに手続きが進められれば、申込後最短30分などの速さでの資金調達も不可能ではなくなります。
また手数料も低くなりやすいことから、利用するメリットは非常に大きいと言えます。
そして契約手続きが無事に完了すれば、債権の買取りが実行されます。
契約手続きの注意点やポイント
電子契約であっても対面契約であっても、契約内容を承諾する前には細部までしっかりと条件などをご確認ください。
ごく一部の悪質ファクタリング会社では、ファクタリングを装った違法貸付を行う危険がありますが、契約内容をしっかりと確認することで高額手数料の請求や貸付に該当する行為ではないかを見抜きやすくなります。
また契約書は紙またはデータで大切に保管しておくことも大切です。
ファクタリング会社への支払いにより取引完了
債権を現金化する流れとしては契約手続きで完了となりますが、決済日にファクタリング会社への支払いを済ませることで債権の買取契約そのものも完了となります。
ただし3社間ファクタリングをご利用の際には売掛先からファクタリング会社へ直接支払いが行われるのが基本であり、利用者様が支払いに関与することは原則ありません。
2社間ファクタリング利用時には売掛先から一旦現金を受け取ることになりますが、受け取り後はスムーズにファクタリング会社指定の口座へお振込みください。
「ファクタリングによる債権現金化は6ステップで完了!」まとめ
・債権現金化の基本的な流れは「ファクタリング会社選び→申込み→面談→書類提出→審査→契約手続」の6ステップ
・素早い資金調達には、スムーズな書類提出と信用力の高い債権選びが重要
・オンラインファクタリングは速さと手数料の安さの両方が期待できるサービス
ファクタリングによる債権現金化の流れには特別に難しい点はなく、スムーズに手続きを進めることができれば短期間での資金調達も可能です。ただし申込先と売却する債権選びは慎重に行う必要があり、適切な選択を行うことで審査通過の可能性は高まり手数料も低く提示されやすくなります。
またWEB上で手続きが完結できるオンラインファクタリングは素早さだけでなく費用面も抑えられる期待が高く、利用価値が高いサービスと言えます。
現在、ファクタリングを利用していないという経営者様も、ぜひ資金繰りへの活用をご検討ください。