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クラウドファクタリングとは?利用の流れや特徴、メリット・デメリットを解説

2024年1月15日

「ファクタリング」は手元にある売掛債権を早期に資金化する仕組みの資金調達方法です。

ここ数年で政府が推奨する資金調達としてファクタリングの利用が推進され、一気に知名度が高くなりましたが、実はファクタリングは90年代頃から存在しています。

もともとは対面契約で手続きが進むファクタリングですが、最近ではWeb上で全て手続きが完了する「クラウドファクタリング」も利用できるようになりました。

Web上でファクタリングが利用できれば、日本全国どこにいてもスムーズに資金調達ができるため、なかなかスケジュール調整ができない方にもおすすめです。

今回はクラウドファクタリングの仕組みや利用の流れ、メリット・デメリットを解説します。

ファクタリングとは?

ざっとファクタリングのおさらいをしておきましょう。
冒頭でも触れましたが、ファクタリングは手元にある売掛債権を早期に現金化する仕組みです。
利用の際はファクタリングで実際に資金調達する売掛債権額から、ファクタリング会社から提示された手数料分が差し引かれ、利用者の元に振り込まれます。
早期に資金化できたら、その後売掛先から入金次第、ファクタリング会社に支払い後取引は終了です。

ファクタリングの特徴がわかる以下の項目をそれぞれ解説します。

● ファクタリングの方法
● 手数料
● 審査対象

2社間と3社間

ファクタリングの手続きには「2社間」と「3社間」の2つがあります。
「2社間」は利用者とファクタリング会社の2者で手続きを交わす方法です。
手続きがスピーディーで取引先にファクタリングの利用がバレないのが特徴ですが、手数料が3社間と比べてやや高めといったデメリットがあります。
また、ファクタリング会社によっては債権譲渡登記が必要です。

「3社間」は利用者、ファクタリング会社、売掛先の3者で手続きを交わします。
手数料が低いのが特徴ですが、売掛先も手続きに加わるため、やや資金調達スピードが遅めなのがデメリットです。

手数料

2社間と3社間でどれくらい手数料が違うのでしょうか。
手数料はファクタリング会社によって違うので、今回は相場で見ていきましょう。

2社間は取引先が手続きに加わらないため、未回収リスクを防ぐ意味合いもあり、手数料は10%〜30%程度となっています。
もっとも、初回は10%で利用できることは稀で、最初は低くても15%を見ておくと良いでしょう。

3社間は取引先も手続きに加わるため、ファクタリング会社にとっては未回収リスクが最小限に抑えられます。そのため手数料は1%〜9%くらいで利用できるところが多いようです。

審査対象

ファクタリングの審査対象は主に売掛先です。
ファクタリング自体は売掛債権の売買契約となりますので、利用者自身の信用情報は重要視されません。
例えば利用者に税金やクレジットカードなどの滞納があったり、会社が赤字決算の場合でも問題なく利用可能としているところが多いです。

もちろん、ファクタリング会社によって基準が違うので、滞納や赤字でも利用ができるかどうか心配な方は事前に相談してみましょう。
ファクタリングのホームページにも、滞納や赤字についての対応を明記しているところがあります。

クラウドファクタリングとは?利用の流れ

「クラウド」とは専用のサーバーやソフトがなくても、インターネット上でサービスを利用できる形態で、クラウドファクタリングは全てWeb上で手続きが完了します。
従来のファクタリングであれば、申し込みはインターネットで行えても、実際の手続きは対面で契約書に押印をする必要がありました。
クラウドファクタリングは電子契約を可能としていますので、紙の書類を記入したりハンコを押したりといった手間がありません

クラウドファクタリングの手続きの流れを見てみましょう。

1. 問い合わせ(Webもしくは電話)
2. ヒアリング(希望金額、資金調達希望日、自身や売掛先の情報など)
3. 必要書類の提出(LINEや専用サイトからアップロード)
4. 審査(最短即日〜翌営業日)
5. 契約手続き
6. 入金

基本的には従来のファクタリングと手続きの進め方は変わりませんが、すべてにおいてインターネットを利用した手続きがクラウドファクタリングの特徴です。

クラウドファクタリングのメリット

クラウドファクタリングを利用するメリットは以下のようなものがあります。

● 審査や手続きが早い
● 書類提出もネットでOK
● コストがカットできる
● 対面契約の必要がない
● 24時間申し込みOK

審査や手続きが早い

クラウドファクタリングの1つ目のメリットは、審査や手続きが早いことです。
すべてをインターネット上で完結できますので、対面のスケジュール調整や書類郵送などにかかる時間を大幅にカットできます。

審査や手続きが早いということは、その分資金調達までの時間もスピーディーです。
急にキャッシュが必要になった時は、対面契約や手続きが煩雑なファクタリングよりも、クラウドファクタリングを利用するとスムーズに資金調達が行えます。

書類提出もネットでOK

クラウドファクタリングは書類提出もネットで全て完了できます。
必要書類を用意したら、写真を撮ったり、指定のファイル形式にしてオンライン上でアップロードをするだけです。

いちいち書面をコピーしたり、郵送手続きをするなどの作業が必要ありませんので、忙しい方にも便利な方法です。

コストがカットできる

クラウドファクタリングの方法を用いることによって、ファクタリング側のコストがカットされます。
オンライン上で完結するということは、審査や対面契約にかけていた分の人件費や場所代がカットできますので、結果的にファクタリングの手数料の低さにもつながります。

実際にクラウドファクタリングを採用しているところでは、一般的に手数料の平均が10%〜30%とされる2社間ファクタリングでも、10%を切る手数料で提供しているファクタリングもあります。
クラウドファクタリングは業者、利用者共にコストカットに繋がるという良い影響を与えることができるのです。

対面契約の必要がない

前述しましたが、クラウドファクタリングを用いることでファクタリング業者の人件費削減にも繋がります。すべてをインターネットで完結できますので、対面契約の必要がありません。

ファクタリングを利用したいけど、地方在住で地元にはなかなか良いファクタリングに出会えないという方は、インターネットを利用してクラウドファクタリングに申し込めば、今よりも低い手数料で資金調達ができるかもしれません。
もちろん対面契約も不要ですので、時間の節約になるのも大きな特徴です。

法人・個人事業主どちらも利用OK

ファクタリングというと法人のみ対象の資金調達方法と思われがちですが、実は個人事業主やフリーランスといった形態でも問題なく利用ができます。
もちろん、手続きがすべてインターネット上で完結するクラウドファクタリングにおいても、個人事業主やフリーランスでも利用できます

さらに、赤字決算や滞納といった場合でも問題なく受け付けてくれますので、手元に売掛債権があって、すぐにでも資金調達をしたい方は問い合わせてみましょう。

ただし、売掛先が法人でなく個人の場合はファクタリングが利用できない可能性もあるため注意が必要です。

クラウドファクタリングのデメリット

続いてクラウドファクタリングのデメリットを見ていきましょう。

● 審査で融通が効かない
● インターネット環境がないと申し込めない
● 3社間対応の業者が少ない

審査で融通が効かない

クラウドファクタリングはすべてオンラインで手続きが完了しますので、スピーディーに資金調達ができる一方で、審査で融通が効かないことがデメリットとして挙げられます。

ファクタリングだけではなく、銀行の融資でもあることですが、ある程度その人の人となりがわかったほうが審査に良い影響を与える場面も数多くあります。

ですがクラウドファクタリングのようなAI審査では、その人の人柄までは見抜けないため、機械的な審査になってしまいます。

もちろん、ファクタリングなので基本的には売掛先の信用情報をチェックされますが、開業して間もなかったり、取引先が少なかったりする場合は多少審査に影響があるもの。

そんな時は、しっかりファクタリングの担当者と対面で会話することができれば、信頼を得られることもあるので、わずかに審査が有利に働きます。

インターネット環境がないと申し込めない

クラウドファクタリングは申し込みから契約手続きまで全てインターネットを使用して行います。
そのため、インターネット環境が整っていないと申し込みができないのがデメリットです。

クラウドファクタリングの大きな特徴として、以下のものがあります。

● AI審査なので審査スピードが早い
● 電子署名である

クラウドファクタリングの入金スピードが早いのはこのような特徴があるからです。
しかし、インターネット環境がない場合、どうしても対面契約を選ばざるを得ないため、担当者との面談の日取りに時間がかかってしまうことで資金調達のスピードが遅くなってしまいます。

ただし、インターネット回線がなくてもスマートフォンをお持ちであれば問題なく書類をアップロードしたりすることもできます。パソコンがないという方も、その点は安心してクラウドファクタリングできると言って良いでしょう。

3社間対応の業者が少ない

クラウドファクタリングを行っている業者の多くは、2社間ファクタリングでの手続きです。
3社間ファクタリングに対応している業者は少ないのがデメリットです。

3社間ファクタリングは売掛先も手続きに含めることにより、2社間での手続きに比べて未回収リスクを減らすことができるため、その分手数料が低くなるのが特徴ですが、クラウドファクタリングではほとんどの場所で利用できない点だけご注意ください。

クラウドファクタリングとは?まとめ

クラウドファクタリングの特徴やメリット・デメリット、利用の流れなどを解説しました。
もともと対面契約を必須としていたファクタリングですが、利用者のニーズに応え、現在では全ての手続きをインターネット上で完結させるクラウドファクタリングが増えてきています。
ファクタリング側の人件費がカットされるため、その分の手数料が低くなるのが特徴です。一方で、インターネット環境がない場合や、3社間ファクタリングには対応していないなど、デメリットもあります。
AI審査でスムーズに手続きが進みますので、入金スピードを重視される方にもクラウドファクタリングがおすすめです。

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